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ダイナックス、苫小牧工場を拡張 3工場新設、供給体制強化

2017/1/25配信

 自動車用摩擦機能部品のクラッチディスクを製造するダイナックス(本社千歳、秋田幸治社長、資本金5億円)は、2017年度から3カ年で過去最大規模の200億~300億円を投資して、苫小牧東部地域に構える苫小牧工場=苫小牧市柏原=で工場の拡張整備に着手する。第1期は、3月末から4月にも着工。70億円強を投じ、クラッチ板部品のベースペーパー製造設備と物流センター、鋼材のスリットマシン施設の3工場を新設。内製率向上と業務効率の改善で競争力を高める。3工場は早ければ、18年6月にも生産を開始。稼働に伴い新たに100人程度の雇用を見込んでいる。

 3施設は鉄骨造り平屋で、苫小牧工場(敷地面積13万平方メートル)内の第4工場の西側の空き地と旧従業員駐車場に建設する。

 抄紙製造施設(5467平方メートル)では、摩擦材の命というベースペーパーを製造する最新鋭抄紙製造機を導入し品質を高め、生産能力をアップし月産120トン。第5工場の月産60トンと合わせると月産は現行の3倍の180トンになる。災害時などのリスク分散対策で稼働すれば、同社の全使用量の70%が内製になる。

 物流センターは4885平方メートル。胆振管内4カ所に分散する外部倉庫を集約。物流効率を上げる。

 コイルセンターは6479平方メートル。ダイナックスが工場を建て、鋼材のスリット作業を委託業者が合弁企業を設立して運営する。

 苫小牧工場の残りのスペースには、開発センターや金型工場などの建設の構想も持つ。

 秋田社長は「投資は国内外の顧客への供給体制の強化と一貫生産体制の構築が目的。厳しくなる競争を見据え、競争力を高めるもの。投資のタイミングは今」と語り、第2期計画については「3年以内に判断したい」との考えを示した。

 海外の米国、メキシコ、中国、タイ、ハンガリーの5カ国の拠点を合わせたクラッチディスク製造のグローバルシェアは40%で世界一を誇る。千歳と苫小牧両工場でクラッチディスク1億5000枚を製造する。今年で創業44年目。16年3月期の売上高(連結)は615億円。

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