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白老町内で回収のオナガガモ死骸に鳥インフル陽性反応 胆振管内2例目

2016/12/21配信

 道と環境省は20日、白老町内で回収したオナガガモ1羽の死骸から、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。同省が今後、北海道大学で毒性の強い高病原性かどうかを確定する検査を行い、判明に1週間程度かかる見通し。同町は同日、対策会議を立ち上げるなど関係機関が警戒を強めている。胆振管内で野鳥の死骸からウイルス反応が出たのは、苫小牧市静川で回収されたハヤブサの死骸に続いて2例目。

 道によると、19日に同町内の民家の庭でオナガガモが死んでいるのを住人が見つけ、町に連絡。町職員が同日夜に死骸を回収した。町から連絡を受けた胆振総合振興局が20日、簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たという。

 陽性反応の結果を受けて町は対策会議を設置。死骸の回収場所から半径10キロ圏内に家禽(かきん)農場が3カ所あり、町や道など関係機関は当面の間、周辺の監視活動を強化する。21日正午現在、他に衰弱や死亡した野鳥は確認されていないという。

 胆振家畜保健衛生所(登別市)も20日、管内で100羽以上のニワトリなどを飼養する家禽農場など53カ所にウイルス対策を求める文書をファクスと電子メールで送信した。胆振管内で飼養されている家禽は約543万羽(7月現在)と、道内全体の4割以上を占める中で警戒を強めている。

 同省は、陽性反応が出たオナガガモの死骸を北大でさらに詳しく調べ、ウイルスが高病原性と判明した場合、同町へ野鳥緊急調査チームを派遣する方針だ。

 道内では11月上旬以降、根室、胆振、オホーツク、十勝の各管内で、ウイルス陽性反応が出たオオハクチョウやハヤブサ、フクロウの死骸が相次いで見つかり、白老町のオナガガモが7例目となった。このうち、確定検査で高病原性ウイルス(H5N6型)が検出されたのは、苫小牧市静川で回収されたハヤブサの死骸を含めて4例に上った。十勝管内清水町の養鶏場にも高病原性ウイルスが広がり、約28万羽のニワトリが殺処分された。

 道内でも鳥インフルエンザの検出が相次いでいることについて、北大大学院獣医学研究科の迫田義博教授(ウイルス学)は「ウイルスを持つカモなどの死骸を猛禽(もうきん)類が食べるなどして感染が広がった可能性がある。今回確認された事例は氷山の一角で、感染した野鳥はもっといるだろう」と指摘し、「過度に心配する必要はないが、死んだ野鳥を見つけたら、すぐに自治体へ連絡してほしい」と呼び掛けている。

 一方、苫小牧市で回収されたハヤブサ死骸からの高病原性ウイルス検出を受けて、道と同省は野鳥調査を行った同市内と厚真町で14日にハイタカ2羽の死骸を回収。現在、国立環境研究所(茨城県つくば市)で遺伝子検査を行っており、陽性反応が出た場合は発表するという。

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