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環境省の野鳥緊急調査チーム、苫小牧で調査開始-鳥インフル

2016/12/14配信

 苫小牧市静川で回収されたハヤブサの死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出されたことを受け、環境省は13日、野鳥緊急調査チームを苫小牧市に派遣し、異常が疑われる野鳥の有無など調査に乗り出した。東京の野鳥調査専門家と同省職員が15日まで、ハヤブサの死骸が見つかった地点周辺地域の湖沼、湿地など水鳥が集まりやすい場所を巡る。初日は国指定鳥獣保護区ウトナイ湖で実施。今冬は全国で野鳥からの高病原性ウイルス検出が相次ぎ、過去最多に上る中、同チームは感染拡大の防止に向けて監視に当たる。

 同チームのメンバーとして派遣されたのは、環境調査専門機関・一般財団法人自然環境研究センター(東京)の中山文仁上席研究員と中島卓也研究員、同省北海道地方環境事務所(札幌)の職員2人。初日の13日はウトナイ湖を訪れ、双眼鏡と望遠鏡を手にハクチョウやオジロワシなどの野鳥の様子を観察した。

 同チームによると、鳥インフルエンザウイルスに感染した鳥は平衡感覚を失い、くるくる回るような異常な動きをするという。この日の調査でウトナイ湖では、異常が疑われる野鳥は確認されなかった。

 同省などは、11月24日に市内静川で見つかったハヤブサの死骸の回収地点から半径10キロ圏内にある苫小牧市や厚真町、安平町の一部を「野鳥監視重点区域」に指定。同チームは15日にかけて、同区域内の湖沼や湿地など約10カ所を巡り、野鳥の生息状況や異常な鳥の有無を調べ、結果を公表する。野鳥の死骸を見つけた場合は同省のマニュアルに従い、ウイルス感染の有無を調べる簡易検査や遺伝子検査を行う。

 同省によると、今冬は野鳥や動物園で飼育されている鳥から高病原性鳥インフルエンザの検出が相次ぎ、検出事例は13日現在で11道県の計64件と、過去最多になった。道内では苫小牧市や北見市で野鳥の死骸から高病原性ウイルスが確認されたほか、12日には十勝管内上士幌町で見つかったフクロウの死骸からも鳥インフルエンザ陽性反応があり、同省が詳しく検査している。

 青森県や新潟県の農場の家禽(かきん)も高病原性ウイルスに感染し、甚大な被害が発生していることから、関係機関は強く警戒。同省鳥獣保護管理室は「地域住民は野鳥に触らず、養鶏場への感染を防ぐためにも、靴で鳥のふんを踏まないようにしてほしい」と呼び掛ける。

 本州方面で越冬中の渡り鳥は来春に北上し、ウイルスを持つ鳥が道内へ飛来する可能性もあることから、同事務所野生生物課の田口和哉課長は「必要以上に恐れる必要はないが、渡り鳥の北帰行シーズンには十分注意し、正しい情報を発信したい」と話した。

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