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北海道胆振東部地震

「気持ちを新たに」仮設校舎で3学期 安平の早来中、授業始まる

2019/1/15配信

 胆振東部地震で校舎が損壊した安平町の早来中学校(全校生徒111人)が15日、プレハブの仮設校舎で3学期の授業を始めた。

 町が早来小学校近くに建設した仮設校舎は2階建てで、延べ床面積は約1500平方メートル。教室4室のほか、音楽室、理科室、技術室、職員室などを設けた。体育館やグラウンドはなく、体育の授業は早来小で行う。昨年9月の地震後、生徒たちは町民センターで2学期の授業を受けていた。

 仮設校舎での始業式は音楽室で行われ、生徒を代表し生徒会副会長の木村颯花さん(2年)が「地震で校舎が被害を受けたが、気持ちを新たにして仮設校舎で頑張っていく」と決意を述べた。村田宏文校長は「地震で校舎を失ったが、多くの人の助けがあってこの施設が完成した。充実した3学期にしよう」と生徒に呼び掛けた。

 その後、教室で授業が始まり、多(おおの)爽介君(2年)は「町民センターは勉強できる環境ではなかったので大変だった」と仮設校舎の完成を喜びながらも、「早く本校舎を造ってほしい」と話していた。

 町は今後、早来小と早来中を併合した小中一貫教育の学校として、新しい校舎の建設を検討している。

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