伝統食のペネイモ作り 白老アイヌ民族博物館
2016/4/4配信
白老町のアイヌ民族博物館で1日、ジャガイモを加工して作るペネイモ作りが行われた。若手職員や担い手研修生らがアイヌ民族の伝統的な臼ときねを使って生地を練り込み、1年分の材料を仕込んだ。
かつては冬期間の食材として重宝され、団子状にしたものを焼いたり、おかゆの中に入れて食べたという伝統食。材料のジャガイモを屋外で保管しながら凍結と氷解を繰り返し、水分を徐々に抜きながら熟成。その後、流水に浸けてあく抜きをし、再び水分を抜いた生地をすりつぶして滑らかにする。
同館の村木美幸専務によると、ペネイモは地域によってポッチェイモやイモシトなど呼び名が異なるといい、白老地方ではペネコショイモとも呼ばれるという。「砂糖などで甘みを加え、おやつ代わりに食べることもあった。各家庭で味や作り方が少しずつ異なり、さまざまな味の好みがあった」と語る。
この日の作業は若手職員を中心に10人ほどが参加。職員の家族も体験に加わり、きねの歌を意味する「イウタニウポポ」を奏でながらリズム良くきねを突いた。作業を担当した担い手研修生は「結構大変ですね」と息を切らしながら笑顔で話した。
かつては冬期間の食材として重宝され、団子状にしたものを焼いたり、おかゆの中に入れて食べたという伝統食。材料のジャガイモを屋外で保管しながら凍結と氷解を繰り返し、水分を徐々に抜きながら熟成。その後、流水に浸けてあく抜きをし、再び水分を抜いた生地をすりつぶして滑らかにする。
同館の村木美幸専務によると、ペネイモは地域によってポッチェイモやイモシトなど呼び名が異なるといい、白老地方ではペネコショイモとも呼ばれるという。「砂糖などで甘みを加え、おやつ代わりに食べることもあった。各家庭で味や作り方が少しずつ異なり、さまざまな味の好みがあった」と語る。
この日の作業は若手職員を中心に10人ほどが参加。職員の家族も体験に加わり、きねの歌を意味する「イウタニウポポ」を奏でながらリズム良くきねを突いた。作業を担当した担い手研修生は「結構大変ですね」と息を切らしながら笑顔で話した。