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白老・胆振東部・日高

白老、緑丘、社台小の統合 準備委 最終報告書を提出

2016/2/1配信

 白老町内の白老、緑丘、社台の3小学校統合協議を進めてきた社台・白老地区小学校統合準備委員会(会長・立花和実緑丘小校長)は1月29日、白老町教育委員会に最終報告書を提出した。学校教育目標をはじめ、教育日課や3校の特色ある学校行事など協議結果がまとめられている。安藤尚志教育長は「丸2年間大変多くの時間、検討を重ねていただいた」と感謝の言葉を述べるとともに、「円滑に開校できるよう準備を進めたい」と話した。

 準備委員会は各校の保護者や町内会代表、学校関係者などで2014年2月に発足。全体会や専門分会などで67回にわたる協議を重ねてきた。

 立花会長は最終報告について、「三つの小学校のよい所を引き継ぎ、新たな白老小学校の出発として一歩を踏み出せるよう考えながら検討を行ってきた」と説明した。

 報告書などによると、統合後の校名は「白老小学校」で、現在の緑丘小の校舎を活用。現白老小の校章と校旗を引き継ぐ。校歌は白老町出身で親善大使を務めるミトカツユキさんが作成した。

 3校の特色ある学校行事については、現白老小が取り組んできた仙台市の片平小学校との交流をはじめ、緑塾、日本赤十字活動、サケの稚魚放流、ヨコスト湿原学習を継続。餅つきや地引き網体験は地域行事として継続を町内会側に提案する。

 また、通学路は当初、白老駅こ線橋、役場前こ線橋の2カ所としていたが、保護者などの意見を踏まえ、安全確保策を講じた上で集団登下校を前提にポロト踏切も活用することとした。統合に向けた児童交流も昨年1月のスケート学習を皮切りに14回行われており、2月中も新校歌の練習や校舎見学などを行う。

 新白老小の全児童数は360人。各学年で2クラス体制を導入する。開校セレモニーは始業式と同じ4月7日に行う。統合前は社台小が2月13日、緑丘小が同20日にそれぞれ閉校式を開催。学校名を継承する白老小は同27日に離校式を開く。

 統合後の白老町内の小学校は虎杖小、竹浦小、萩野小、白老小の4校体制となる。
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