4

20(土)

胆振の
明日の天気

くもり 昼前 から 晴れ

16 / 7

白老・胆振東部・日高

ピヤパの甘酒が観光客に人気 アイヌ民博・カフェ「リムセ」で販売

2016/1/22配信

 アイヌ民族博物館=白老町=のカフェ「リムセ」(田湯美那子店長)で販売している「ピヤパの甘酒」が観光客から好評だ。同博物館監修の下、小樽の田中酒造がアイヌの食文化を基に開発した。リムセでは1杯300円で販売しており、多い時には1日20杯ほどの注文がある。冷えた体を温める今の時期は特に人気を集めそうだ。

 この甘酒は、昨年8月に同博物館が開催した特別プログラム「ポロトコタンの夜」で、アイヌ伝統の酒「カムイトノト」と共に限定販売。予想以上の反響があり、同カフェで継続販売することにした。

 商品名の「ピヤパ」はアイヌ語でヒエという意味。原料は米こうじやヒエなど。添加物や砂糖は使っておらず、さっぱりとした甘みが特徴。グラス売りのほか、お土産用のボトル(850円)も販売している。甘酒になじみのある日本人を中心に好評で「漢字が分かる中国人観光客からの注文もある」と田湯さん。優しい甘みとさらりとした口当たりが喜ばれているという。

 リムセを運営する町内の通所授産施設フロンティアは、今春から町内に所有する畑で原料のヒエを生産する予定。田中酒造や同博物館と連携し、地元の原料を使った甘酒造りも検討する考えで、白老産の新たな商品開発にも期待が持てそうだ。
紙面ビューアー
ニュースカレンダー

週間ランキング

集計期間 04/12 〜 04/19

受付

苫小牧民報社から

クリップ保存しました
マイページへ
クリップ削除しました
マイページへ
会員登録するとクリップ登録機能が使えます。
詳しくはこちら