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厚真町と札幌市立大が包括連携協定 まちづくりにデザインを

2015/6/24配信

 厚真町と札幌市立大学デザイン学部・デザイン研究科が包括連携協定を締結した。22日には厚真町総合福祉センターで協定の締結式が行われ、厚真町の宮坂尚市朗町長と同大学の酒井正幸デザイン学部長、同大大学院の城間祥之デザイン研究科長が協定書に署名した。

 町内に数多くある古民家の移築・再生工事、地域活性につなげる活用方法検討に同大学の羽深久夫教授が携わっているほか、第4次厚真町総合計画策定に向けた厚真町まちづくり講演会での講師を原俊彦教授が務めるなど、同町と同大学の関係は深い。同大学が自治体と同様の協定を結ぶのは後志管内喜茂別町に続いて2例目。協定に伴い、まちづくり、地域文化の育成・発展、産業振興、人材育成、学術など各分野で町と大学が連携していく。

 この日、協定書に署名した宮坂町長は「地方創生にデザインという切り口でまちづくりに示唆を頂きたい―としたところ、厚真町のこれからについて深い理解をしていただき、協定の締結となった。大学の方々には都会とは違う地方で、デザインという研究がどれだけ社会に貢献できるか、新しい切り口で挑戦してほしい」とあいさつした。

 酒井学部長は「デザインというのは暮らし、社会、産業などが複雑に絡んで時々刻々と変化しており、教室の講義だけでは不十分。演習の場として厚真をもう一つのキャンパスに位置付けたい。また、地域創生の観点からデザインの力で北海道を再生していくプロジェクトも進めている。厚真町と連携し、次世代の北海道の姿を提示できれば」と話していた。
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