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白老・胆振東部・日高

救急車、ドクターヘリも出動 多重事故を想定して大がかりな救助訓練

2014/11/1配信

 高速道路や国道での多重衝突事故を想定した大規模訓練が10月30日、登別市の伊達時代村駐車場で行われ、白老町や登別市、室蘭市の消防本部などから車両14台、隊員66人が参加した。医療機関のドクターカーやドクターヘリも加わり、道内の各自治体から100人以上の消防関係者が見学に集まる中、本番さながらの緊張感の中で救出活動訓練を展開した。

 この訓練は、現地対策本部を中心に各機関との連絡調整をはじめ、救助活動などを迅速かつ的確に行うことを狙いに1993年から実施。従来は未供用の高速道路延長区間で北海道高速自動車道連絡協議会に加盟する自治体が輪番制で行っているが、今年は対象箇所がなく、道などが主催する形で初めて道路以外の民間敷地で開催された。

 開会式であいさつした道総務部危機対策局の松浦英則消防担当課長は、高速道路の整備が進むにつれて重大事故の可能性が高まっている現状を指摘。「迅速に対応する上で極めて意義深く、実践に即した有意義な訓練だ」と述べた。

 訓練は、道央自動車道の登別室蘭インターチェンジ付近で乗用車とマイクロバスの多重衝突事故が発生したとの想定で実施。ネクスコ東日本や道警高速隊の車両が現場に到着した後、登別や室蘭の消防本部に所属する救助工作車や救急車両が駆け付け、負傷者を救出。乗用車のドライバーが車両に挟まれた想定で、実際に車両を特殊機械で切断するなど緊迫感に包まれる中で訓練を展開した。

 白老消防本部からは応援要請を受けた救急車1台が現場に到着。救急対応に当たったほか、市立室蘭総合病院のドクターカーや手稲渓仁会病院のドクターヘリも現場に到着し、患者搬送などの模擬訓練も行われた。
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