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テレビに「あびらチャンネル」 まちの番組、防災情報配信

2014/8/12配信

 安平町は、まちの情報を家庭用テレビの空き周波数から配信する「エリア放送」を、先行的に遠浅地区で始める。国から放送枠の許可を得て、災害・防災情報の提供を強化するのに加え、平時のコミュニティー情報も共有する。2015年度から段階的に受信エリアを拡大する計画で、配信番組の制作体制も整えるため、現在、事業所の企画提案を公募している。

 エリア放送は、地上デジタルテレビの空き周波数を利用して地域限定の放送をするサービス。同町は災害時の緊急情報を発信する方法を模索する中、受信機として各家庭のテレビに注目。これまで屋外に配備した防災無線の拡声器から情報を流していたが、屋内で聞き取るのには課題があったという。今回のエリア放送は「あびらチャンネル」と名付け、テレビに災害情報の配信だけでなく、行政情報や特産品PRにオリジナル番組も作り、地域活性化にも役立てる考え。総事業費には4億~5億円を見込んでいる。

 今年度の一般会計には1億円余りを補正予算で計上し、遠浅地区から放送網の整備を始める。12日の町議会臨時会で、整備の委託先にはエヌエイチケイアイテック北海道支社と福田電気の共同企業体に決定した。

 これに伴い、早来庁舎内の一室をセンター局として、番組制作や情報配信ができる体制を整備。同地区内の小学校や公営住宅など5カ所程度の基地局を配備し、遠浅地区内に放送網を構築する。9月着工で、冬前には工事を終わらせる予定だ。

 さらに、あびらチャンネルで配信するコンテンツ制作にも着手。本年度の事業費に1073万円を盛り、地域のプロモーション映像の制作から住民向けに情報発信の人材養成や、PR動画コンテストの開催なども展開する。企画運営は民間のノウハウを生かすため、総務課が窓口になり、企画提案を募って委託先の選定中。参加意思の申し出は15日までとして、22日までに企画書の提出を求めている。

 あびらチャンネルについて同町では、住民が自由かつ積極的に参加できる「地域育成型の番組作り」を大切しながら、町内外のクリエーターの「腕試しの場」に開放することで、地域に活力を生み出す好循環を狙っている。制作された動画はインターネットでも配信することで、町外への波及効果も期待している。

 総務課の担当者は「道内ではまだ前例のない取り組み。地域の協力を仰ぎながら、よりよいものにできたら」と話している。

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