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鵡川基点の歴史学ぶ 記念イベントに町民ら参加

2019/8/13配信

 明治初期に導入された西洋測量技術「三角測量」の基点として設けられた勇払基線鵡川基点の歴史を記念するイベント(実行委員会主催)が10日、むかわ町の田浦野球場で行われた。参加した町民ら約40人は、昨年設置した記念碑を前に歴史の説明を受け、関心を寄せていた。

 北海道開拓使は三角形の原理を使って測量する三角測量を、日本で初めて1873年に導入。勇払と鵡川に基点となる石柱を設置して「勇払基線」(直線距離14・86キロ)を引き、正確な北海道地図の作製に利用した。

 こうした北海道開拓の歴史を後世に残そうと、北海道命名150年の節目の年だった昨年11月18日、記念碑を田浦野球場近くに設けて除幕式は行ったが、胆振東部地震の影響で記念イベントは延期していた。

 イベントで竹中喜之町長は胆振東部地震から11カ月がたち、復旧から復興へ懸命に歩んでいると前置きした上で「測量の原点である三角測量の基点があったという歴史は町の財産であり、むかわ竜と共に全国に発信し、復興を加速させたい」と語った。

 勇払側の基点は1962年に発見。鵡川基点は現在も見つかっていない中、ゲストに招かれてあいさつした同町在住の根本佐祐さん(88)は「見たことがある」と参加者の前で語った。根本さんが小学4年生だった40年に、勇払が見渡せる海岸の近くで墓石のようなものを発見したが、その場所は第二次世界大戦中に敵国が海から上陸しないよう壕(ごう)が掘られ、それ以降は見掛けていないという。

 参加者は、鵡川基点を活用して作製された当時の地図を示しながらの説明に興味深そうに耳を傾けていた。同町の小学3年生、野木星輝君(8)は「正確な北海道地図が作られた原点が、むかわ町にあると知ってすごいと思った」と驚いていた。

 四季の館でもイベントが行われ、小型ドローンの操作体験、歩測体験、三角測量を解説するパネル展示などが企画された。

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