来館者30万人突破、開館3カ月で 道の駅D51ステーション-安平
2019/7/6配信
4月中旬にオープンした安平町追分地区の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」の来館者数が、6月末時点で30万人を突破した。ゴールデンウイークやさまざまなイベントに合わせて町内外から大勢の人が来館。安平町が建設前に想定、目標値にしていた年間立ち寄り者数32万人をわずか3カ月足らずで超える見込みだ。
道の駅の入り口に設置している自動カウンター装置で計測した結果をまとめたもの。累計来館者数は6月末時点で30万7714人となり、月別に推移を見ていくと、4月(19~30日)が6万8410人、5月が13万3903人、6月が10万5401人となり、1日の来館が最も多かったのはゴールデンウイーク期間中の5月4日で9283人だった。平均来館者数は土日、祝日で6882人、平日は2638人となっている。
あびらD51ステーションは全道で124番目、胆振と日高では13番目の道の駅として4月19日、追分の柏が丘にオープン。総事業費9億9000万円を掛けており、日本を代表する蒸気機関車(SL)D51の愛称「デゴイチ」を取って名付けた。また6月には中旬には町が誇る蒸気機関車(SL)「D51―320号機」が併設する鉄道資料館に設置され、その後に続くように特急用ディーゼル気動車「キハ183系」の初期型先頭車両も到着。この間、多くの観光客を呼び込んだ。
夏本番を迎える今後に向けてさらなる来館者数の拡大が期待される。町は「道の駅を復興に向けたシンボル施設として位置付け、運営団体でもあるあびら観光協会と共に、各種団体を巻き込んだイベントを通じて真の復興と地域活性化を目指している」としている。