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37年ぶりに修正 ホベツアラキリュウ全身骨格-むかわ

2019/6/15配信

 むかわ町穂別で発掘されたクビナガリュウ「ホベツアラキリュウ」の全身骨格を復元したレプリカが37年ぶりに修正された。大学の教授らが最新の研究によって骨の向きなどを修正した。専門家によると、白亜紀の北西太平洋地域におけるクビナガリュウの形態変化についての情報源となることが期待される。

 今回修正を加えたのは、復元骨格の鎖骨、肩甲骨、烏口骨で構成する「胸帯」と恥骨、坐骨、腸骨でなる「腰帯」の部位。東京学芸大学の佐藤たまき准教授と鹿児島大学の仲谷英夫教授の共同研究により新たに復元された。

 ホベツアラキリュウは、およそ8000万年前に生息していた体長8メートルほどの大型爬(は)虫類。骨格は1975年に穂別で荒木新太郎氏によって発見された。日本で2番目、道内では初めて全身骨格が制作されたと言われ、道の天然記念物にも指定されている。全身骨格のレプリカが作られた82年当時は、クビナガリュウの骨の形状に関する情報が少なかったが、今回の修正により、白亜紀後期のエラスモサウルス類としては標準的な形状であったことも分かった。

 13日にむかわ町穂別で会見に臨んだ佐藤准教授は「学生時代の卒業研究で仲谷先生の標本を見た。私にとって教科書のようなもの。その標本に新しい解析を加えることができて光栄」と喜びを語り、「エラスモサウルス類としては北米のような標準的に見られる形になった。完成に近づくことができた」と話した。

 今回の全身復元骨格は今月29、30日に道の駅「四季の館」で開かれる「むかわ竜完全版大公開」でお披露目するほか、7月13日から国立科学博物館(東京)で開催される恐竜博2019でも一般公開される。

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