8

21(水)

胆振の
明日の天気

曇り

21 / 18

白老・胆振東部・日高

貴重な史料、往時の歴史伝える 元陣屋資料館で「白老八幡神社社宝展」

2019/6/11配信

 白老町の仙台藩白老元陣屋資料館で「白老八幡神社社宝展」が開かれている。300年以上の歴史を誇る白老八幡神社の絵馬をはじめ、白老仙台藩陣屋ゆかりの塩釜神社の御神鏡、愛宕(あたご)神社の石灯籠など貴重な史料の数々を展示。白老の往時の歴史を伝えている。

 同資料館の2019年度企画展の一環で8日に開幕し、30日まで開かれている。白老八幡神社の絵馬「七福神像」=1831(天保2)年=や「仙台藩士奉納女性像」=63(文久3)年=、扁額「四季歌」=45(弘化2)年=など5点(町有形文化財)を展示した。

 また、幕末の56(安政3)年、幕府の命で仙台藩が北方警備のため白老に陣屋を築いた際、建立した同陣屋跡近くの塩釜神社の御神鏡など3点と、愛宕神社の石灯籠を公開。いずれも同資料館が3神社から寄託を受けた。

 初日から大勢の人たちが会場に足を運び、仙台藩とのつながりが深い白老の歴史を伝える150年以上前の貴重な史料に見入っていた。中でも、仙台藩士が樺太警備から白老陣屋へ戻った際に奉納した絵馬「女性像」は、1700年代にロシア帝国に君臨した女帝エカテリーナ3世(ロマノフ朝第8代皇帝)を描いたものでは―と研究者から注目を集めたことも。誰の肖像画かいまだ決着がついていないものの、歴史ロマンに浸りながら鑑賞する人々の姿が見られた。

 初日に来館した同町竹浦の女性(61)は「今の白老につながる史料の数々に感動しました」と話していた。

 開幕の8日は、白老八幡神社の鈴木琢磨宮司が講演し、同神社の歩みを紹介した。江戸時代中期の1700年代には存在していた白老の弁天社をルーツに発展していった経緯を説明。鈴木宮司の祖先が居住していた現在の宮城県白石市で築城され、明治の新政府によって解体された白石城の図面も披露し、来場者の目を引いていた。

 期間中の企画展の時間は午前9時半から午後4時。入館料は大人300円、小中学生150円。白老町民は無料。問い合わせは同資料館 電話0144(85)2666。

週間ランキング

集計期間 08/14〜08/21

お知らせ

受付

苫小牧民報社から