ゼニガタアザラシの「レイワ」です、よろしく-登別マリンパークニクス
2019/6/8配信
登別市の水族館・登別マリンパークニクスで5月に生まれたゼニガタアザラシの雄の赤ちゃんが「レイワ」と名付けられた。新元号の令和にちなんで命名した職員らは「新しい時代の中で元気に育って」と見守っている。
レイワは5月29日、22歳になる雌のマロンから生まれた。出生時18キロだった体重は順調に増え、今では23キロを超えている。同施設でゼニガタアザラシの赤ちゃんが誕生したのは2015年以来という。
レイワは母獣と一緒に屋外展示水槽「リングプール」で飼育、公開されている。マロンに甘えるように寄り添ったり、背中に上ったりする姿に来館者も目を細めている。
マロンが前回15年に出産した雄のクルンの誕生日も、レイワと同じ5月29日。飼育担当の鈴木理恵さんは「兄弟が同じ日なんて奇跡的。すくすくと育ち、お客さまに愛されるようになれば」と話した。
ゼニガタアザラシは北海道東部の太平洋沿岸などに生息する種。体の模様が昔の硬貨「銭」に似ていることが名前の由来。