「むかわ餃子サーカス」開発 地元食材をアピール-むかわ
2019/6/7配信
むかわ町内の農家や漁師らでつくる「MKW135むかわ食材・食楽プロジェクト」チームがニラやシイタケ、チーズなど町内で生産した食材を使った新しいギョーザ料理「むかわ餃子サーカス」を商品化した。既に地元や近郊の販売先でリピーターが続出する好評ぶりだ。
地元で独自に活動を展開してきた「北上しいたけ園」「ASUKAのチーズ工房」「中澤農園」「小坂農園」「吉村燻製工房」の5団体が力を結集し、2年ほど前からプロジェクトを開始。豚肉と小坂農園のニラ、北上しいたけ園のシイタケをベースにしたギョーザを完成させた。
ギョーザは皮にイカ墨を練り込み、タコを具材に交ぜた「吉村さんのタコ入り餃子」、トマトとバジルを練り込んでつくった皮にASUKAのチーズ工房で生産したチーズを具材に交ぜた「ASUKAちゃんのチーズ入り餃子」、中澤農園のだるま芋を刻んで具に交ぜ、皮にほうれん草パウダーを使った「まさはるくんのだるまいも入り餃子」の3種類。小籠包のような形にし、個々の個性を交えたことから「サーカス」と名付けた。
むかわ町観光協会の荒舘康治事務局長(45)は「皮がモチモチしていて、肉汁が入ってジューシー。それでいて一つ一つの具材がしっかりしている。普通のギョーザとはまた食感が違う。焼きギョーザだけではなく、水ギョーザにしても、蒸して食べてもおいしい」とアピール。売り出してから1カ月半ほどだが、「リピーターも増えてきているし、反応は良い」と手応えも十分のようだ。
むかわ餃子サーカスは6個入り(各2個)税別550円、12個入り(各4個)980円で町内のぽぽんた市場、苫小牧の宮永商店などで販売。各種イベントなどにも合わせて出店している。問い合わせは、同プロジェクト事務局(むかわ町観光協会内)電話0145(47)2480。