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町民一丸でまちづくり 厚真町議会・渡部議長に聞く

2019/5/23配信

 今月上旬に行われた厚真町議会の議長選において、満票で再選を果たした渡部孝樹氏(56)。人口減少や少子高齢化など地方が抱える課題が山積みの中で、厚真町は昨年9月の胆振東部地震で震度7を観測し、未曽有の被害を受けた。議長3期目。震災復興やまちづくりに向けた思いなどを聞いた。

―満票での議長選当選。感想を。

 議長3期目となるが、今までの議長選でも満票はなかった。皆さんに信任していただき、今後に向けて一丸となれたと感じる。過去の経緯を見てもどうなるのか分からない状況で、全員で連携してまちづくりをしていくという表れだったと思う。

―一方で、町議選は定員割れとなった。

 36年ぶりの無投票ということで、われわれ自身も震災の中で後援会活動を含め、思うような活動や訴えができなかった。町民に選挙という形でお示しできればよかったが、開かれた議会の活動を通常からできなかったのが現実。

―課題が山積する中で昨年、胆振東部地震が発生。非常に重い役を任される。

 震災からの復興をしっかりと加速させ、今までのなりわい、被災者の元気を取り戻し、次の段階で人口減少、少子高齢化の課題に向かっていきたい。どうあれ町民の福祉向上、民生の安寧はやっていかなければならない。議員になって以来、僕自身、「愛郷無限」の言葉を心に持ちながら活動している。

―具体的に推し進めていく部分は。

 2年間という国の縛りの中で、仮設住宅やみなし住宅の生活を余儀なくされている方たちがいる。いち早く元の生活環境に戻る取り組みをしなければならない。その中で被災した農地、山林、土砂の流入で手つかずの所もあるので、その復旧をして皆さんの営農復活を早めたい。

―改めて抱負を。

 町民との対話というものを大事にする。今回の議会で胆振東部地震復興特別委員会も新たに立ち上げた。被災者に寄り添う形でお話を聞かせてもらう。

 復興への道のりは長くなるのは確かだが、町民一丸となって前を向いて成し遂げるという気持ちが大事になる。今回、胆振管内の議長会の会長も務めさせてもらうことになり、この地震に対して皆さんを代表して訴えていきたい。

    ×   ×

 渡部孝樹(わたべ・たかき)。厚真町出身。1999年に町議に初当選し、今回で5期目。議長職は3期目となる。同町共栄で渡部農場を経営。

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