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ウエペケレ6話刊行 楽しく・やさしいアイヌ語教室-白老

2019/3/25配信

 白老楽しく・やさしいアイヌ語教室(大須賀るえ子代表)はこのほど、「森竹竹市ウエペケレの研究」を刊行した。白老町出身の詩人で旧町立白老民俗資料館初代館長も務めた森竹竹市氏が残したウエペケレ(アイヌ民族の口承文芸)6話をアイヌ語のカタカナ表記とローマ字表記、日本語で紹介。大須賀さんは「民族共生象徴空間開設の前に森竹さんのことをまとめておきたかった。森竹さんの言葉を大事にそのままで掲載しているので資料として残してもらえたら」と話した。

 同教室では、2004年から「アイヌ語辞典」などの編集、発行作業に取り組んでおり、今回もアイヌ民族文化財団の助成を受け、大須賀さんと同教室で学ぶ5人のメンバーとともに、白老を代表する森竹さんのウエペケレ6話の訳文作業に取り組んできた。

 収録したのは「熊物語」「小便を飲め(オクイマ・ク)」「鹿姫の恋」「あの世に行った話」「雷神の妹」「臼の婆さん」の6話。中でも「臼の婆さん」は、日本語でしか作品が残っていないため、メンバーたちがさまざまな文献を参考にしながらアイヌ語訳を付けている。また、カタカナ表記についても、森竹氏が使った言葉をそのまま使用するなど、「彼の独特の方言も多く、原作を曲げずに掲載することでこれからアイヌ語を勉強する人にとっても資料になれば」と大須賀さんは話した。

 「森竹竹市ウエペケレの研究」は200部作成。22日には大須賀さんが安藤尚志教育長を訪れ、16冊を町内の小中学校や図書館へ寄贈。安藤教育長は「これまでの財産をしっかり学校で活用できるよう教育委員会としても取り組んでいきたい」と話した。

 大須賀さんは「次は心から尊敬している金成マツのユーカラに取り組みたい」と語った。

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