4

24(水)

胆振の
明日の天気

雨後曇り

14 / 8

白老・胆振東部・日高

旧柏村旅館をホステルに再生 白老町地域おこし協力隊の菊地さん

2019/2/16配信

 白老町地域おこし協力隊の菊地辰徳さんが、町内大町の旧柏村旅館をホステルとしての再生に取り組んでいる。歴史ある旅館の名残を生かしつつも芸術文化を取り入れた「haku hostel&cafe bar」として4月中旬にグランドオープンさせる。昨年10月に株式会社hakuを設立し、自ら代表となった菊地さんは「これまで取り込めなかった観光客をターゲットにし、ここを拠点に町内を回遊できる仕組みにつなげられたら」と話している。

 2020年4月の民族共生象徴空間の開設を控え、菊地さんは多くの観光客が白老に足を運ぶにもかかわらず、宿泊施設が不足していることに着目。中心部で長く空き旅館となっていた旧柏村旅館を利活用し、新しいスタイルのホステルに再生しようと白老商業振興会と協力してプロジェクトをスタートさせた。

 新たにオープンさせるホステルは、木質系バイオマス燃料を活用するなどして環境・社会性に配慮するとともに、地域の特徴を生かして料理に地元食材を使用。芸術文化を取り入れ成熟したまちにつながるような施設にすることが柱。菊地さんは「木質系バイオマスを取り入れることで町内で新たな産業の可能性が広がる。また、これからの社会は成長ではなく成熟した社会へと変わっていくので、その役割を果たし人生を豊かにしてくれる芸術文化を取り入れたい」と話す。

 施設内にはカフェバーと30人程度が宿泊できるホステルを併設。安価で宿泊できる価格設定にするとともに、個室や女性専用の部屋を用意したり、車椅子などにも対応した個室も用意。宿泊者が利用できるキッチンや洗濯機を設置、ここに宿泊し、自炊しながら町内を回遊できるなど、個人旅行客をターゲットにした機能を備える。

 菊地さんは「中心部はまちの顔。既存の旅館や高級ホテル以外の客層をターゲットに象徴空間に依存しないホステルを作っていきたい」と話す。そのため、自ら株式会社を立ち上げ代表にも就任。土地も菊地さん個人が購入した。「リスクなしでは何もチャレンジできない。商店街や芸術家などの協力も得ながら、中心部の豊かさやにぎわいにつなげていきたい」と話す。

 3月中にプレオープン、4月中旬の本格オープンに向け、現在、急ピッチで改修工事を進めている。菊地さんは「ホステルの名の”haku”には柏村旅館の名前と白老、白いキャンパスといった意味を込めており、これからこの白老という地域で新しい絵を描いていけたら」と思いを語った。

週間ランキング

集計期間 04/17〜04/24

お知らせ

受付

苫小牧民報社から