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ごみ拾いで町をきれいに 白老からロシア発「クリーンゲームス」

2018/12/22配信

 白老町で地域おこし協力隊として活動する林啓介さん、オルガさん夫妻が、ゲーム要素を取り入れたロシア発のごみ拾いプロジェクト「クリーンゲームス」を白老から広げようと取り組んでいる。来年4月からの本格稼働に向けてクリーンゲームスジャパンを発足。11月にはロシア・サンクトペテルブルグで開催されたクリーンゲームスフォーラムで取り組みを報告するなど、世界に向けた白老のPRに力を入れている。

 クリーンゲームスは、2014年にサンクトペテルブルクでスタートしたプロジェクト。可燃、不燃のほか、プラスチックや金属など、ごみをより細かく分別し、回収したごみでポイントを競うゲーム。ロシアのエコプロジェクトオブザイヤーにも選ばれ、ロシア国内では認知度の高いプロジェクトに発展している。ヨーロッパやアフリカなど、世界各国でも取り組みが広がっており、運営者とつながりのあったオルガさんの声掛けで、日本初実施となるクリーンゲームスを白老からスタートさせようと、林さん夫妻が取り組みに乗り出した。

 10月28日にヨコスト海岸で日本初開催となるクリーンゲームスを実施。約20人が集まり、うち12人が3チームに分かれて海岸沿いのごみを回収。プラスチックや金属、ガラスやアルミ缶、たばこの吸い殻など細かく分別して回収したごみは1時間ほどで700キロにも上った。テスト実施ではあったものの、当日参加のほか、パンやシカ肉、バーベキューセット、トイレの貸し出しなど町内の団体や店舗も物資や情報発信などの形で参加した。林さんは「当日、現地に足を運ぶことができなくても、さまざまな参加の仕方を通して当事者意識が生まれるのではないか」とクリーンゲームスの可能性に期待を寄せる。

 11月に道副知事と共に、サンクトペテルブルクで開催された北海道・サンクトペテルブルクワーキング会合に参加し、白老でのテスト実施を報告したほか、クリーンゲームスフォーラムにも出席し、白老での取り組みをPR。この活動をきっかけに白老での活動が在サンクトペテルブルク日本国総領事館のSNS(インターネット交流サイト)で紹介されたり、ロシアのメディアでも配信されるなど、個人レベルで始まった国際交流が地域や、国レベルへと発展している。

 林さんは「既存の清掃活動にエンターテインメントを乗せることで、ただの清掃活動がごみの分別を学んだり、参加者同士の交流を深めるきっかけになる。経済的負担がなくてもできるので、町内会単位などで取り入れて楽しく活動をしてもらえたら」と話している。

 現在、来年4月の本格稼働に向けて専用アプリの修正などの準備を進めており、全国各地で地域づくりに取り組む団体や企業などからの問い合わせもある。林さんは「白老発でクリーンゲームスが全国各地に広がってほしい」と期待を寄せている。

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