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2カ月ぶり臨時開業、ししゃも焼き販売 むかわのたい焼き店「いっぷく堂」

2018/11/7配信

 9月6日の胆振東部地震で自宅と作業場が全壊したむかわ町松風の「たい焼きの店いっぷく堂」店主の工藤弘さん(65)は3、4日の両日、町の活性化につなげよう―と、復興グルメイベント「鵡川ししゃもまつり」に合わせて店があった場所に仮設テントを設置し、約2カ月ぶりに「ししゃも焼き」を限定500食販売した。

 工藤さんは地震後、妻(60)と長男(31)と共に親戚宅に身を寄せており、たい焼き店の休業を余儀なくされていたが、1日から仮設住宅に入居したことで「若干の余裕が生まれ、とりあえずやってみよう」と、仮設テントでの臨時開業を決めた。3日午前10時半ごろから開業すると、間もなく観光客らの行列ができた。

 金型は、この日別会場で行われていた復興グルメイベント「鵡川ししゃもまつり」に合わせて一度に10匹焼けるシシャモの金型を使い、あんとクリームの二つの味を提供した。

 工藤さんは、ししゃも焼きを作る手を休めることなく「応援の言葉や並んでまで買ってくれる人の気持ちがありがたい」と話す。なるべく早く再開したいが、仮設店舗の確保のめどが付いていない状況だという。2日間で計500個を売り切った工藤さんは、来年の春を目途に仮設店舗での営業再開を目指す。

 工藤さんの応援に駆け付け、行列の整理や商品の受け渡しに協力した同町の会社員、鎌田昌樹さん(35)は「日頃から何かと気に掛けてもらっている町内の仲間。困ったときはお互いさまでしょう」と笑顔。

 富良野市上富良野町から友人3人で訪れた会社員、向井万利子さん(50)は「復興イベントに参加しようと町周辺を散歩していたら見つけた。楽しむことが応援になるならうれしい」と話していた。

 5年ほど前までむかわ町に暮らしていた千歳市日の出の主婦、河村幸子さん(39)は家族3人で工藤さんの元を訪れ、「元気な姿が見られて良かった。昔暮らしていた者として少しでも力になれたらと思っている」と話した。

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