登別市の登別マリンパークニクスで、「サンタダイバー」と呼ばれる期間限定イベントが始まった。約８０００匹のイワシが泳ぐ銀河水槽にサンタクロースに扮（ふん）したダイバーが登場。約１分ほど餌を与えながら魚と戯れるもので、観光客も記念写真を撮るなどして楽しんでいる。

　４年前から取り組んでいる期間限定の催し。クリスマスの雰囲気を感じてもらおうと、毎年２５日までの数日間実施している。

　今シーズン初日の２１日は、アジア地域を中心とした観光客が多数来場。水槽内にサンタクロースに扮したダイバーが登場すると大きな歓声が沸き、イワシの群れに餌を与える様子をカメラに収めるなど楽しむ姿が広がった。

　千歳市から友人と２人で来た庄司知さん（４９）は「イワシが集団で泳ぐ光景が幻想的で癒やされた。サンタと一緒に泳ぐ姿も楽しかった」と笑顔で語った。

　水族館ではこのほか、サンタ姿の調教師がイルカの背中に乗る「イルカサーフィン」や、アシカショーの際にトナカイに扮したアシカと記念撮影ができる企画も用意しており、家族で楽しめそう。