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北海道胆振東部地震

「まさか」避難住民に不安 給水車に200人以上行列-厚真

2018/9/8配信

 6日未明、東胆振中心に襲った巨大な地震で道内初の震度7を記録した厚真町では死者、安否不明者が出るなど町民にも大きな衝撃を与えた。町内の12カ所に一時避難を含む緊急避難所が開設された他、陸上自衛隊による給水支援や日本赤十字社による物資支援など不安な時間を過ごす町民たちを癒やした。

 厚真スポーツセンターにはピーク時で約100人ほどが訪れた。高丘に住む橋本勲さん(89)は自宅周辺の道路が寸断されたため、救助ヘリで避難所まで運ばれたという。「まさかという感じでした。あんな地震は初めてだったので、怖かった」と振り返る。山岸幸太郎さん(86)、トキさん(83)夫妻は自宅の中で割れた食器などが散乱したまま、着の身着のまま避難。「命だけ助かって、家の中は全滅した状態。60年住んで初めてのこと」と驚きを隠さない。また近所で死者も出ており、「人の少ない集落で、みんな親戚のような感じだったから」と複雑な心境を語った。

 近くの障害者支援施設厚真リハビリセンター、特別養護老人ホーム豊厚園では未明から、職員が総動員で利用者の安全確保に追われた。避難所でしのいだ後、白老町や伊達市、十勝管内新得町など受け入れ可能な施設に連絡を取って随時搬送した。亀山信夫総合施設長は「避難所で介護するのは難しい。利用者の安全と健康を守ることを優先してサポートしていく」と全力を注ぐ考えだ。

 総合福祉センターと上厚真の厚南会館には、陸上自衛隊の給水車が出動。このうち、同センターでは一時200人以上の住民が列をつくり、ペットボトルやポリタンク、水筒などを自衛隊員に手渡してたっぷりと水を入れてもらった。1時間並んで、ようやく水を手に入れた錦町の宮副千栄美さん(37)は「トイレの水が流れないので、役場近くの仮設トイレまで10分ほどかけて歩いて来ている。水がないと不便で、水があることは本当にありがたい」とほっとした様子。新町に住む若林成正さん(83)は「きょうは暑いので節水して飲まなければ。熱中症にならないか心配だ」と不安を口にした。

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