厚真特産品のイラストでテープ試作 ふるさと納税返礼品の段ボール梱包に利用
2018/4/3配信
昨年10月から12月まで開かれた厚真町主催の「まちのPRグッズ企画制作ワークショップ」で考案されたオリジナルテープの試作品が完成した。デザインは2種類あり、町内の事業所などに配布。町外に特産品などを発送する際、段ボールの梱包(こんぽう)に利用してもらう。2018年度中に改良を加えて、本格的に活用していきたい考えだ。
ワークショップではさまざまなアイデアを出し合い、町をPRするグッズを制作していくことを目的に取り組んだ。メンバーは町内に住む20代から40代の女性8人で、札幌市立大学の教授が講師となって、デザインの発想や企画などを指導した。
デザインは町で収穫されるハスカップやアスパラ、米、ブロッコリーなどの農作物とジンギスカンなどの特産品をイラストで紹介したもの。それぞれ200個を作った。事業所や農家など6カ所に配り、ふるさと納税の返礼品などを町外に送るときに活用していく。
町のことを紹介するリーフレットや絵本などというアイデアもあったが、段ボールに貼ることで手軽にPRができ、荷物を受け取った人も楽しめ、さらに段ボールを開ける際に必ず見るので周知効果が高いとしてテープに決まった。町まちづくり推進課は「梱包のテープから厚真に興味を持つきっかけになれば」と話している。
今後、活用した人の反応やニーズなどを調べて商品化していくのを狙うという。