11

21(水)

胆振の
明日の天気

曇り後一時雪

6 / 2

白老・胆振東部・日高

「開拓貢献は地域の誇り」 タナカコンサルト・田中氏、鵡川基点を解説

2018/3/1配信

 開拓史三角測量勇払基線の土木遺産認定を記念した講演会が2月27日、むかわ町の四季の館で開かれた。苫小牧市に本社がある測量会社「タナカコンサルタント」の代表取締役顧問の田中稔氏が北海道開拓の礎になった基線の鵡川基点について約50人を前に語った。

 むかわ町教育委員会が主催した。勇払基線は、北海道開拓使が距離や位置などの正確な道内地図を作製するため、勇払(苫小牧市)と鵡川に三角測量の基点を設けて精密な地図作りを進めた基線のこと。ここで測量を学んだ日本人測量士らがその後、国内各地で技術を発揮し貢献したとされている。2016年度に公益社団法人土木学会(本部東京)の「土木遺産」に認定された。ただ、鵡川基点があった場所は見つかっていない。

 鵡川基点を探すのがライフワークと語る田中氏。過去の文献から鵡川基点のあった場所は「鵡川丘や絶壁の上にあったと記されている」としたが、開発が進んでいなかった当時は今と比べると地形が違うことから判明していないとした。ただ、「勇払基線から北海道開拓が始まり、鵡川が開拓に貢献したのは地域の誇り」と説明。「歴史的な意義がある基点を、未来を担う子供たちに伝えていく必要がある」と話していた。

 そのほか基線と三角測量など地図整備をテーマにして、国土地理院北海道地方測量部の乙井康成部長が講演した。

週間ランキング

集計期間 11/14〜11/21

お知らせ

受付

苫小牧民報社から