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「思い出は心に残ります」 むかわ富内小で閉校記念式典

2018/2/13配信

 3月末で閉校するむかわ町穂別の富内小学校の閉校記念式典が10日、同校体育館で開かれた。地域住民や卒業生ら約300人が参加し、100年余りの歴史に幕を下ろす学びやとの別れを惜しんだ。

 同校は1909(明治42)年に穂別教育所辺富内(へとない)特別教綬所として誕生。61年に富内小と改称した。これまで1600人以上が学んだという。最盛期には約280人の児童がいたが、鉱山の閉山や林業の衰退、鉄道の廃止で過疎化が進み、児童数の減少が続いていた。現在、4人が在籍。4月から10キロほど離れた穂別小に通う。

 式典で、むかわ町の竹中喜之町長は「校区の少子化が進んだことから、子供たちにとって多くの児童と学ぶ環境を提供することが賢明であると考え、穂別小と再編統合することになりました。ここで学んだことを生かして大きく成長してほしい」と式辞を述べた。続いて柿崎秀顕校長は「富内小での教育は、子供たちが未来に向かって大きく羽ばたくための礎になるものと確信しています」とあいさつし、竹中町長に校旗を返還した。

 在校生を代表して、児童会長の山田悠斗くん(5年)は「学校は無くなるが、思い出は心にずっと残ります。今までありがとう」と締めくくった。

 教職員OBも出席した。その一人で、68年に赴任して6年間、同校の教壇に立った鷲頭聡さん(80)=苫小牧市澄川町=は「地域とのつながりが強い学校だった。勤務していたときには100人以上の児童がいた」と懐かしみ、「地域の人たちと富内スケート同好会を作って、グラウンドにスケートリンクを作ったのが思い出」と涙ぐんだ。

 式典に参加するため札幌市から駆けつけた、2006年3月卒業の横山幾美さん(24)は「久しぶりに校舎に入り、懐かしい気持ちになった。閉校の実感がない」と話していた。

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