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旧白老小の郷土資料を展示 御真影箱の実物など20点-仙台藩白老元陣屋資料館

2017/12/4配信

 白老町の仙台藩白老元陣屋資料館は2日から旧白老小学校郷土資料室が収蔵していた郷土資料20点を展示している。主に戦前教育の様子が分かる資料を展示しており、白老第一小学校時代に使われていた御真影箱の実物や昭和初期と思われる校旗や校章など、普段は公開していない貴重な資料だ。

 旧白老小学校は1879年に大沢周次郎氏の家屋を教習所としてスタートした歴史ある小学校。1978年の創立100周年を記念し、当時の校舎内に郷土資料室が設置され、卒業生などから白老小にかかわる歴史資料などが寄贈された。その後、児童数の減少に伴う統廃合で、2016年度末で旧白老小は閉校したため、資料室に保存されていた資料は同資料館へと移されていた。

 今回、公開される展示品は20点。主に戦前、戦中のものと思われるものを中心に展示している。中でも目を引くのは、天皇皇后両陛下の写真や教育勅語が保管されていた御真影箱だ。箱の裏側には白老第一小学校と記されていることから、1902年以降に作られたと推測され、29年には旧白老小創立50周年を記念して、御真影奉置所と呼ばれる石倉の奉安殿が設けられ、そこに御真影箱が収められていたようだ。

 御真影箱は、外側は鉄板で覆われ、箱を開けると写真などを収める木製の観音開きの箱が収められている。終戦直後には、こうしたものは一斉に廃棄されている中で、どういった経緯で保存されていたかは不明。写真は入っていなかったものの、30年に発行された少年倶楽部という雑誌の付録だった教育勅語などが収められていたという。

 このほか、日露戦争後の08年に国民の一致団結を求めた戊申詔書、23年の国民精神作興に関する詔書、34年の全国小学校教員精神作興大会で天皇陛下が出した勅語を展示。また、昭和初期に使われていたと思われる校旗と校章なども公開している。

 同資料館は「御真影箱を中心に当時の様子を知る貴重な資料ばかり。ただ、どういった経緯で保存、寄贈されたものなのか、奉安殿の場所などは不明のため、この展示を通して当時のことを知っている人がいれば職員に声を掛けてもらえたら」と話している。

 展示は28日まで。月曜休館。

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