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白老・胆振東部・日高

江差追分踊りなど披露 白老のアイヌ民族博物館で特別公演

2017/6/20配信

 白老町のアイヌ民族博物館で18日、民謡江差追分の特別公演が行われた。アイヌ文様が施された衣装を身にまとった踊り手による江差追分踊りと江差追分独特の歌声がポロト湖畔に響き渡り、約200人の来場者たちが聞き入った。同博物館は7月に桧山管内江差町を訪れ、江差追分会と文化交流を継続させるための連携協定を締結する予定だ。

 江差追分会と同博物館の文化交流の第1弾で、屋外の特設ステージには、2003年の第41回江差追分全国大会優勝者の寺島絵里佳さん(33)、三味線小野美香さん(38)、尺八山田正明さん(57)、踊り手新井田純子さん(55)、高橋ひろ子さん(54)が出演。寺島さんは「ソーラン節」「道南ナット節」のほか、「江差追分」を披露し、踊り手2人が歌声に合わせて舞った。来場者たちは、手拍子や合いの手を入れながら、湖畔に響く歌声や踊りを堪能した。

 同博物館の野本正博館長は「江差追分は道内を代表する郷土芸能であり、世界に通用する文化。今後も互いに文化を高めていけるよう、交流を深めていきたい」と話す。同会事務局の三好泰彦事務局次長は「江差追分にはアイヌ語の歌詞も残されており、和人と交流があった。この連携を強固なものにしていきたい」と話している。

 交流事業の第2弾として、7月30日には同博物館職員が江差町を訪れ、連携協定を締結するとともに、アイヌ古式舞踊も披露し、さらなる交流を深める予定だ。

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