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4日、四季の館でむかわ竜の全身骨格一般公開

2017/6/2配信

 むかわ町穂別地区で発見され、今年4月に全身骨格が保存された恐竜としては国内最大と発表されたハドロサウルス科恐竜化石「むかわ竜」の全身骨格が、4日午前10時からむかわ町の道の駅むかわ四季の館で一般公開される。同日は午前9時50分から会場となるたんぽぽホール前で開会セレモニー。午後4時まで体長約8メートルの迫力ある全身骨格が展示される。

 恐竜化石は2003年4月に町内の化石収集家の堀田良幸氏が発見。その後、北海道大学総合博物館の小林快次准教授が指揮を執り、1次、2次の発掘調査をした。14年に終えた2次調査の時点でほぼ全身骨格が含まれるとみられる岩石を掘り起こしていた。今年4月下旬には骨の部位数から半分以上になるとされる、これまでにクリーニングを終えた190標本を報道関係者などに公開。どの部分か判明した骨がほぼ全身骨格の形に並べられた。

 一般公開は入場無料。一般参加も歓迎する開会セレモニーの後、全身骨格が公開される。ホールにはコンサート時などに使用する傾斜のある観覧席も設置。高い位置からも全身骨格を眺められるようにする計画だ。研究中の標本のため、接近した写真撮影はできないが、スマートフォン(多機能携帯電話)を使ったスナップ写真的な撮影や、全身骨格に近付ける距離などは「当日、会場での指示、注意に従ってほしい」と町の恐竜ワールド戦略室。このほかに会場付近には恐竜骨格模型や発掘時の様子を捉えたパネルなども展示されるほか、民間組織の町恐竜ワールドセンターによるグッズ販売も企画されている。

 6月11日には穂別町民センターでも一般公開が予定されている。

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