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名湯ライナー、今年も運行 札幌と支笏湖結ぶシャトルバス

2016/11/5配信

 支笏湖温泉旅館組合は、札幌と支笏湖を結んで冬場の誘客を図るシャトルバス「名湯ライナー」の今季の運行を1日から開始した。2012年11月に初運行し、今季で5年目。昨年は4000人以上の利用があり、支笏湖観光の周知と魅力発信に貢献している。

 雪道でも安心して足を運んでもらおうと、冬場の誘客促進を目的に行っている名湯ライナー。支笏湖地域の丸駒温泉旅館、しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌(うた)、レイクサイドヴィラ翠明閣、休暇村支笏湖、支笏湖第一寶亭留翠山亭、オーベルジュ支笏湖翠山亭倶楽部の、いずれかの施設を利用する宿泊客が利用できる。

 開始当初は無料で、札幌駅北口から千歳駅を経由して支笏湖を結んだ。しかし、多くが札幌市からの利用者であるのに加え、14年度から国交省が定めた新たな運賃制度により、貸し切りバス利用料が2倍以上に上昇。このため14年度からは札幌、支笏湖の直行便とし、利用者からは1人片道500円の支払いを求めることにした。

 14年度の利用者数は4034人、15年度は4265人。多くは中高年で、外国人利用者も1割程度いるという。無料で利用できた12年度の利用者が6957人、13年度が6325人だったのに比べ、有料化後の14、15年度の乗車人数は減少したが、利用者から「片道500円で行けるのは安い」と好評だ。

 支笏湖温泉旅館組合の川﨑孝利事務局長は「ライナーにより誘客効果が現れ、思った以上の反響がある。気象条件が厳しくなる冬場に来ていただけるのはありがたい」と話す。

 札幌圏では支笏湖に来たことがない人も多い。ライナーの運行は冬場の「足」を用意することで、冬の支笏湖の魅力を発信することにもつながる。今後はさらなる告知が課題で、川﨑事務局長は「さらに名湯ライナーを浸透させ、より多くの人に利用していただきたい」と話す。

 運行期間は来年3月31日まで。往路は札幌駅北口を午後1時半に出発。丸駒温泉(午後3時ごろ到着)を経て、支笏湖温泉に3時20分ごろ到着する。復路は午前10時に支笏湖温泉を出発し、逆ルートで札幌へ向かう。利用するには、前日午後6時までに宿泊施設に申し込む。

 詳細は支笏湖温泉旅館組合電話0123(25)2201。

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