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新千歳国際線ビル拡張 富裕層向けホテル20年開業へ

2016/10/20配信

 新千歳空港ターミナルビルを運営する北海道空港(HKK、千歳市美々)は2019年に現在の国際線ビルを大規模に拡張し、国際線旅客の収容能力を現在の約1・7倍に当たる年間350万人に増強する。CIQ(税関・出入国管理・検疫)や航空会社、テナントが入るスペースを増やし、外国人観光客の増加に対応する。富裕層向けのホテルは20年開業を目指す。総事業費は400億円程度。住吉哲治会長が19日、千歳民報の取材で明らかにした。

 国際線ビル(地上4階・地下1階、延べ床約6万平方メートル)を南側に増築し、床面積は現在の2倍以上に増床する。来春に着工し、札幌ドームが会場になっているラグビーワールドカップに合わせて完了する予定。ビル南側のバスプールは空港北側にあるガソリンスタンドの隣接地に移設する。

 CIQのスペースを増やすほか、物販などのテナントやラウンジ、航空会社の事務所やカウンターを増設。美術・エンターテインメント関連のイベントに対応した多目的スペースも設ける。

 国際線ビルの増築部分に8階建てのホテルを併設する。4階にフロント、5~8階に客室を集約。約40平方メートルのツインルームを中心に約180室とする。東京五輪・パラリンピックが開かれる20年の開業を目指す。

 客層は海外の富裕層を想定し、HKK関連会社が国内線ビルで経営するホテルとすみ分ける。宿泊客向けのアスレチックジムや約460席の大型会議室を整備。本格的な茶室や舞台も設け、外国人観光客が日本の文化や伝統芸能を気軽に楽しめるようにする。

 国土交通省は国際線の機能強化の一環で、駐機場や誘導路を増設する工事に着手する。HKKの計画も国の方針に連動したもので、急増する外国人観光客に対応する狙いがある。

 新千歳では30日から中国、ロシア機の発着制限が大幅に緩和されるほか、来年3月下旬に始まる2017年夏ダイヤから、日中時間帯の1時間当たり発着枠が現在の32便から10便増の42便に増える。一層の混雑が予想されることから、HKKは国際線ビルの施設規模を抜本的に拡張することにした。住吉会長は「現在のビルは手狭だ。観光客や地元のためになるものを造りたい」と話している。

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