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千歳・恵庭

旅先でも自宅気分 千歳のシェアハウスが観光客に人気

2016/9/13配信


 この施設は「旅荘シェアハウス富丘」。展開しているのは富丘の環境設計(吉田英俊社長)。吉田社長は千歳市内のホテルで支配人などを務めた経験を生かして事業を立ち上げ、同社はシェアハウスのほかマンション管理や家事代行サービスなどを手掛けている。日本シェアハウス協会千歳・恵庭支部の支部長も務めている。

 シェアハウスは、これから増えると見込まれる「空き家」を活用し、元気なシニア世代の移住を―との発想から誕生した。初めは首都圏などで見られるような、単身者が同じ建物内で他人と共同生活を送る「賃貸型」を見込んでいたが、まだ北海道ではなじみが薄いのが現状だ。

 そこで、施設についてもっと知ってもらおうと昨年12月、旅館業の営業許可を取得。短期滞在でも利用できるよう間口を広げた。今年の1月からはインターネットの宿泊予約サイトへの掲載も始め、利用客が少しずつ増えてきた。

 建物の外観は自宅のような一軒家。部屋は6室あり、各室にトイレと洗面所が完備している。共用の浴室と洗濯機、広めのキッチンも二つずつ備え、ゆったりとくつろぐことができる造りだ。

 利用の仕方は多様。夏にゴルフを楽しみに本州から千歳を訪れる人。本州から仕事で数カ月間滞在する人―。吉田社長は「ホテルで行うお客さまとのやりとりは事務的なもの。シェアハウスはお客さまとの距離も近く、自然な会話の中から多様なニーズを聞くことができる」。「北海道を訪れるたびに利用してくれ、良かったと口コミを書いてくれるのもうれしい」と笑顔を見せる。

 まだ始まったばかりの事業。今後について吉田社長は「少しずつ地域の人たちにもシェアハウスを浸透させていきたい」と話す。近隣の住宅街は近年、高齢化が進行。旅行者だけではなく、独居の高齢者が集える居場所としての使い方なども考えられる。

 「晩年、高齢者施設に入所するだけが選択肢ではない。元気なシニア世代が共に暮らす方法の一つとして、シェアハウスがあることを伝えていきたい」と吉田社長。「自宅を活用してみたい人は相談して」と呼び掛けている。

 料金は連泊の場合、1泊大人1人3500円から。しい問い合わせは旅荘シェアハウス富丘 電話0123(25)9247

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