1

19(土)

胆振の
明日の天気

曇り後一時雪

2 / -2

千歳・恵庭

恵庭市立図書館 指定管理者導入を本格検討

2015/11/18配信

 恵庭市立図書館で指定管理者制度の導入が本格的に検討されている。図書館の管理を民間に任せることでサービス向上につなげ、行政は「読書のまち」のさらなる深化を目指す狙いだ。2011年度から窓口業務を民間委託し、順調に成果を上げている背景が大きい。市教育委員会は市民の声を聞きながら、16年度末までに結論を出す予定だ。

 指定管理者は施設管理を民間に任せ、経費削減やサービス向上を図る制度。近隣では千歳や苫小牧が図書館で導入している。恵庭も第3次市行政改革推進計画(04~06年度)で、「市立図書館の民間委託化」を位置付け、指定管理者制度の導入を検討してきた。

 一方で、恵庭が「読書のまち」として注目される中、これまでの議論では「読書活動を一体的に進めている過渡期」「一定の成果が出るまでは時期尚早」など慎重論も多く、同制度導入の機運は高まらずにいた。このため11年度から窓口業務を、図書館流通センターに委託するにとどめていた。

 ただ、窓口業務委託で開館時間の延長、祝日の開館など市民サービスのさらなる向上につなげ、来館者アンケートでもおおむね好評。業務の効率化につながった行政も、13年4月に道内初の読書条例、「恵庭市人とまちを育む読書条例」を制定し、「まちじゅう図書館」や図書宅配サービスを始めるなど、新規事業に意欲的に取り組んできた。

 これらの背景もあり、14年策定の市読書活動推進計画(14~23年度)で、「民間活力導入の拡大検討」を明記。16年度末で窓口業務委託の契約期間終了するため、17年度以降の図書館運営の在り方の検討に入っており、これまで以上に指定管理者制度の導入を本格的に議論している。

 9月に図書館協議会(乙犬拓夫会長)で、10月に市議会の総務文教常任委員会で、それぞれ同制度導入を検討する方針を示したが、目立った反対意見は聞かれなかった。今後は19日開催予定の市民フォーラムをはじめ、ボランティア団体にも丁寧に説明しながら、方向性を決定する方針としている。

 内藤和代図書館長は「お金のためだけに指定管理者制度を導入することは『読書のまち』恵庭ではありえない。サービスの充実につなげることが前提」と強調し「窓口業務の委託で成果を上げ、次のステップに進む時期に来ている。(図書館の在り方を)市民の皆さまと考えていきたい」と話している。

週間ランキング

集計期間 01/12〜01/19

お知らせ

受付

苫小牧民報社から