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千歳・恵庭

JR島松駅の一体化整備計画 白紙撤回

2015/10/8配信

 恵庭市は8日、JR島松駅で2020年度実現を目指してきた、バリアフリー化や自由通路、複合施設、駅前広場の一体的な整備計画を白紙撤回する方針を明らかにした。JR北海道と協議してきたが、市の財政負担が大きく事業化は困難と判断した。今後は地域住民から要望の高いバリアフリー化を同計画から切り離し、早期実現をJR側に求める方針だ。

 同日開かれた経済建設委員会(小橋薫委員長)で報告した。

 市は島松駅舎のバリアフリー化を目指し、11年からJR北海道と協議してきた。この中で市は自由通路や複合施設、駅舎を一体的に整備し、効率的にバリアフリー化を図る案を「最善の方策」と位置付けて交渉。12年に島松地区まちづくり市民委員会が「公共施設の駅周辺への移転集約・複合化」などを提言したのを受け、複合施設に地域交流機能や図書館機能を入れる案も考えていた。

 しかし、市は総事業費約40億円のうち市負担分を当初約16億円と考えていたが、協議の結果約24億円に膨らむ試算に。一般財源の負担は、当初想定約2億1000万円に対し、同約11億4700万円の巨費となるという。市は新たな自由通路を新設し、駅舎を橋上化するセミ橋上化案を出していたが、市建設部は「市側の請願であることを前提とした結果、市の負担分が大きく増加した」と説明。「市の費用負担が大きく事業化が困難」と結論付けた。

 駅周辺の一体的整備計画は白紙撤回するが、バリアフリー化はこの計画と切り離し、早期実現を目指して協議を続ける方針だ。国が11年度に示した移動等円滑化の促進に関する基本方針で、1日の平均利用者3000人以上の駅は20年度までに、可能な限りバリアフリー化することが示されており、平均利用者約3900人の島松駅のバリアフリー化実現を強く求める。

 なお、一体的整備は都市機能の集約、東西連携、にぎわいづくりなど同市民委員会の提言などにも基づくだけに、「自由通路とJR施設の一体化部分は一部修正の必要箇所があると思うが、基本的にはこの提言に基づいて計画を進める」と強調。「既存の自由通路の活用や財政状況などを考えた中で、改めて計画の見直しを図っていきたい」としている。

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