9

17(火)

胆振の
明日の天気

晴れ後一時雨

24 / 16

千歳・恵庭

東日本大震災時に手書きで情報発信 石巻日日新聞の壁新聞を展示へ

2013/9/19配信

 2011年の東日本大震災直後、新聞が発行できない状況で手書きの情報を、避難所などに掲示した石巻日日(ひび)新聞社(宮城県石巻市)の壁新聞が、10月12日に千歳市内で開催される映画のチャリティー上映会場で展示される。市内初展示で「記者たちの『伝える心』に触れてほしい」と、実行委が企画した。

 同社は震災直後、津波で輪転機が一部水没。新聞を発行できなくなった。それでも「今、伝えなければ、地域の新聞なんか存在する意味がない」(石巻日日新聞社編『6枚の壁新聞』角川SSC新書)と、記者が集めた被害状況やインフラの復旧などの情報を新聞用ロール紙にフェルトペンで書き、3月12日から6日間、号外として避難所などに掲示した。

 逆境の中で地域に情報を届けた同社は高い評価を受け、実物7枚が米国ワシントンの報道博物館ニュージアムに収蔵。同社は11年に国際新聞編集者協会(本部・ウィーン)の特別褒賞、第59回菊池寛賞を受賞した。

 壁新聞は10月12日午後1時半から千歳市民文化センターで開催される「『ガレキとラジオ』上映会inちとせ」(ちとせタウンネット、同実行委共催)の会場内で1枚が展示される。映画は被災地・宮城県南三陸町の地域ラジオ局が舞台。実行委員から「ラジオと同じく、記者たちが伝えるために力を注いだ壁新聞を展示しては」との意見を受け、企画した。

 石巻日日新聞は「大きな災害が起きた時は、正確な情報が大切になる。千歳の皆さんも日頃の災害への備えを考えてほしい」と話している。展示などの詳細は実行委 電話0123(24)0847。

週間ランキング

集計期間 09/10〜09/17

お知らせ

受付

苫小牧民報社から