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工事進む道央圏連絡道路 長沼町―新千歳空港が一本に

2015/6/6配信

 道央圏連絡道路は、小樽市と新千歳空港をつなぐ全長約80キロの地域高規格道路。同管内の長沼町や南幌町、江別市、石狩市を経由する。

 整備の目的は、複数の国道と接続することで札幌市内に入る車両を分散する。渋滞緩和への期待が寄せられているほか、道北や道東地区へのアクセス向上が図られる、としている。石狩湾新港や新千歳空港、苫小牧港などをつなぐことで物流の促進につなげる狙いもある。

 道開発局によると、泉郷道路は片側1車線で開通し、将来的に片側2車線にすることも視野に入れている。今年3月末現在、事業の進捗(しんちょく)状況は46%。01年度に事業化。06年度に工事に着手した。事業費は約203億円となっている。

 現在、千歳市―長沼町間の所要時間は夏が43分、冬は49分という。泉郷道路が開通することでそれぞれ6分、2分の短縮につながる。終点の南長沼ランプは国道274号沿いにある道の駅「マオイの丘公園」付近になる予定だ。

 道開発局が泉郷道路の開通時期を明確に示したのは初めて。山口幸太郎千歳市長は「道央圏連絡道路泉郷道路の19年度の開通は、待ち望んでいたので大変うれしい。観光資源の開発や都市機能の充実、人流と物流への効果を促進し、本市のみならず北海道経済の活性化につながっていくものと期待している」とコメントした。

 道央圏連絡道路の千歳方面の整備は、03年に新千歳空港ランプ―寿ランプ間の2・5キロが開通。10年に寿―中央ランプ間の6・7キロが完成している。江別から小樽までの区間はすでに開通しているが、長沼―江別間の整備が残っている。


 北海道開発局が工事を進める道央圏連絡道路で、千歳市中央―空知管内長沼町幌内までの8・2キロを結ぶ泉郷道路が2019年度に開通する見通しとなった。長沼町と新千歳空港が一本で結ばれることになる。道開発局によると同区間が開通することで、千歳―長沼間が約6分短縮する。
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