学生の誇りと責任を忘れず 千歳科技大と道文教大で入学式
2015/4/6配信
千歳科学技術大学と同大学院(川瀬正明学長)で4日、2015年度の入学式が行われた。今年度から新学部名に改称された理工学部に191人が入学、大学院の博士前期課程に19人が進学し、新たなキャンパス生活をスタートさせた。
川瀬学長は式辞で、「自分の人格と人生を変えることができるのは自分だけ」というイギリスの作家ジェームズ・アレンの言葉を紹介し、「他人や環境のせいにせず、きょうという日を自分自身で歩き出すスタートの日にしてほしい」と、新入生を激励した。
入学生代表の成田弥矢さん(18)は「世界で活躍するエンジニアとなるため、建学の精神に基づいて学問と研究活動に精励し、大学生活を通して人格を磨き、自立心を培う」など誓いの言葉をはつらつと述べた。
恵庭市の北海道文教大学(鈴木武夫学長)は4日、2015年度入学式を行った。2学部6学科の入学生567人、大学院の2学科13人の計580人が新たな学生生活をスタートさせた。
15年度は大学院の健康栄養科学研究科(修士課程)を新設。同大はこれまで人間科学部に健康栄養学科があり、大学院でさらなる専門知識や技術の習得に励む。同研究科に7人が入学した。
式では新入生の名前を一人ひとり呼び、鈴木学長が「入学を許可します」と宣言。告辞で「大事にすべきは基礎、基本。真剣、柔軟に立ち向かって」と学問に臨む心構えなどを説いた。
来賓の原田裕市長も祝辞を述べ、「感謝の気持ちを忘れず、有意義な学生生活を送って。自分たちが次代を担う強い意志で、それぞれの専門分野で探求を」とエールを送った。
新入生を代表して杉本みちるさん(人間科学部理学療法学科)が入学生宣誓を行い、「本学学生としての誇りと責任を持ち学則を順守します」などと誓った。