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千歳・恵庭

伝染病や病害虫を水際阻止 新千歳空港で検疫犬デビュー

2014/8/1配信

 農林水産省動物検疫所と植物防疫所は1日、新千歳空港の入(帰)国者の手荷物を検査する検疫探知犬2頭を導入した。ビーグル犬のナイトロ(雄、1歳)とロキシー(雌、1歳6カ月)。7月31日に空港利用者や報道陣にお披露目した。入国する国際線利用者の手荷物から未申請の農畜産物を発見し、伝染病や病害虫の国内侵入を水際で阻止するため活躍する。

 検疫や防疫の対象となる農畜産物をかぎ分ける検疫探知犬。手荷物内の未申請の農畜産物を発見し、口蹄(こうてい)疫や鳥インフルエンザなどの家畜の伝染病や農産物に付着した農業被害をもたらす病害虫の侵入を防ぐ。

 新千歳空港国際線の利用者は好調に増えている。利用者の増に伴い未申請の農畜産物が持ち込まれる可能性も高まっており、北海道農業の保護の観点から検疫探知犬を導入した。

 新千歳空港に配備された探知犬はオーストラリア生まれ。同国で訓練を受け、6月に来日した。ナイトロは元気で活発、ロキシーはおとなしく警戒心が強い。31日のお披露目では、肉やマンゴーが入った箱を匂いで当てるデモンストレーションも。成功するとギャラリーから拍手が起きた。今後も訓練と実践で探知の精度を上げる。
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