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新千歳に新旅客ビル、30年で4290億円投資 HKK企業連合の提案概要公表

2019/8/10配信

渉権者に選ばれた北海道空港(HKK、札幌)を代表とする企業連合の提案概要が9日、公表された。新千歳では新たに第3旅客ターミナルビルを建設し、交通と観光の情報提供施設を設ける。7空港に30年間で総額4290億円を投資し、現在は国内路線のみの空港にも国際定期便を就航させて旅客数を現在より60%多い年間4584万人に伸ばす。

 同企業連合が国と道、旭川、帯広両市と同日、基本協定書を締結した。北海道空港を含む17社で全額出資する特別目的会社(SPC)が30年間運営する。

 提案概要によると、30年間で全体路線数を2・3倍の142路線、インバウンド(訪日外国人旅行者)に占める来道客割合を5%増の15%に引き上げる。東アジアからの観光客を主なターゲットに据え、道央へ集中している観光需要を道北や道東など各地へ段階的に広げる。稚内、釧路、帯広、女満別には国際線定期便を就航させる。

 空港ごとに誘致を目指す路線を掲げ、新千歳は唯一「グローバル空港」の位置付けで、アジア圏の地方路線、欧米やオーストラリアとの長距離路線の航路獲得を目指す。SPCには航空営業専門の部署を設置。航空会社には旅客数に連動した着陸料や新規就航時の支援、旅客には訪日客向け割引運賃を構想する。

 新千歳への投資額は30年間で約2950億円。最初の10年間に集中投資し、駐機場の整備や国内線ビルの改修、交通・観光センターの設置、立体駐車場の増設などに取り組む。空港運用と旅客ビル管理を一体化する「北海道オペレーションセンター(HOC)」を新設し、他の6空港を遠隔で監視、サポートする。

 建設する第3ビルは約600億円を投じて現在の国内線ビルの南側に建設し、国内線と国際線の共用として航空会社の拠点化を図る。ホテルを併設し、既存ビルとの間を結ぶ移動手段として「バス高速輸送システム」(BRT)を導入する。

 想定する国内線と国際線の合計旅客数は当初5年間の2024年度に2783万人(うち国際線627万人)、運営最終年の49年度に3537万人(同1088万人)。航空路線網は30年後に東アジア方面32路線、東南アジア方面12路線、欧米路線8路線、国内線32路線を目指す。非常時の代替輸送や観光、物流の側面で苫小牧港との連携も深める考えだ。

 新千歳以外の6空港への投資総額は計約1340億円。国際線ビルの増築や商業施設の拡充などを行う。

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