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千歳・恵庭

千歳神社で雅楽とコラボ メタルロックバンド「GYZE」がMV撮影

2019/7/18配信

 日本のメタルロックバンド「GYZE(ギゼ)」が新曲「ASIAN CHAOS(アジアン・ケイオス)(Far Eastern Mix)」のミュージックビデオ(MV)の撮影を千歳神社=真町=で行った。リーダーのRYOJI(リョウジ)さん(29)は千歳在住。撮影や楽曲には、千歳神社雅楽会の有志も参加しており、千歳市民一丸となって作り上げた。

 ギゼは、ドイツやスペイン、米国などのメタルフェスに多数出演する。ギターボーカルを務めるRYOJIさんは、東京で生まれ、札幌で育った。2017年から国際空港がある利便性や趣味の釣りができやすい環境を気に入り、千歳に住む。

 RYOJIさんから、依頼を受けた雅楽会の長谷川絵美子会長(43)が笙(しょう)、中川陽平さん(36)が龍笛(りゅうてき)と篳篥(ひちりき)の演奏でレコーディングに参加。映像を撮影するMVには、2人を含めて有志7人が出演もしている。雅楽会とは別に、ウクライナ出身で千歳在住のステイシーさん(26)もボーカル兼コーラスで加わっている。

 今回の楽曲では、映画や大河ドラマのテーマ曲のような曲想を考え、コンピューターを使った笛の音色などを入れていた。だが「リアリティーがほしい」と感じたRYOJIさんがインターネット交流サイト(SNS)を通じて中川さんに演奏参加をオファーした。

 海外公演が多い同バンド。世界平和や自然崇拝について日本人的な心性で感じることを題材にした。その上でRYOJIさんは「日本人だから、僕らのルーツである神道とコラボしたいという思いがずっとあった」と振り返る。

 古代から笙は、天から差し込む光の音、龍笛は天と地の間を泳ぐ龍の声、篳篥は地上にいる人々の声を表す―とされている。これらの管楽器を用いた楽曲「アジアン・ケイオス」は壮大な曲調で始まる。

 RYOJIさんは「ヘビーメタルと雅楽がコラボしたバンドはいまだかつていない」と話す。長谷川会長は「互いのジャンルのファンが聞いてくれる曲の幅が広がれば」と期待し、中川さんも「千歳市民が作ったということを知ってもらいたい」と熱を込める。

 さらにRYOJIさんが千歳での音楽振興の可能性を展望した。これまで出演した海外の音楽フェスは、必ずしも都会ではなく「人口10万人規模のまちが、まちおこしの一環として始めたことが世界的な祭典になっている」と語る。本道にも素地があると踏んでおり、”千歳発”を旗印に「これからも国際的な活動をしようと思っている」と展望する。

 楽曲が収録されたアルバム「ASIAN CHAOS」は、3024円(税込み)で全国やドイツのレーベルからも発売中。MVは動画投稿サイト「ユーチューブ」でも公開している。

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