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千歳・恵庭

「漆」技術の歴史たどる 縄文時代の文化に触れる-カリンバ講演会

2019/6/18配信

 恵庭市郷土資料館は16日、第6回カリンバ講演会「漆と縄文人」を恵庭市民会館で開催した。青森県八戸市の埋蔵文化財センター是川資料館から小久保拓也学芸員(43)を招き、市内のカリンバ遺跡からも出土する漆製品をテーマに受講者は縄文時代に広がった文化の一端を学んだ。

 市民に市内の遺跡と埋蔵文化財保護の必要性を広めるため、2014年から続く講演会。市民約40人が訪れた。

 小久保さんはウルシの樹木と樹液の漆について説明。漆は1本の木から180ミリしか採取できず、貴重で非常に強い接着力を持つ天然塗料だと紹介。道内では約9200年前の墓から漆糸が発見されており、「北海道は早い段階から漆製品を作っていたのではないか」と話した。

 八戸市内の是川遺跡の出土品も写真で紹介。川辺から漆器が朱色のまま発掘され、一部の朱が日高地方と同じ硫黄成分だったことから「北海道の主が本州に渡った可能性がある」と指摘した。

 カリンバを含む道内遺跡からの発見に期待し、「縄文時代の漆製品を通して他地域との交流が見えてくる。当時から言葉があり、それが弥生時代以降の日本文化の基礎になった。漆技術はその一つを示す重要なものだと思う」と締めくくった。

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