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千歳・恵庭

知名度向上、商品開発に力 ヒメマスブランド化推進-支笏湖漁業協同組合が通常総会

2019/6/13配信

 支笏湖漁業協同組合(福士國治代表理事組合長)は千歳市から受託するヒメマス養殖事業をはじめ、申請中の地域団体商標の登録へ向けたブランド化や関連商品の開発などに引き続き取り組む。12日に開いた2019年度通常総会で方針を確認した。

 同漁協の事業は販売、自営、繁殖保護、漁場管理、市支笏湖ヒメマスふ化場受託にわたる。19年度は販売事業で▽ヒメマスの知名度向上に向けた市内イベントでの販売▽急速冷凍設備を活用した提供体制整備▽ブランド化の推進▽市場への流通一本化などを盛り込んだ。2月に地域団体商標「支笏湖チップ」を特許庁へ申請し、登録を目指す。その他、漁協自営事業として採卵後の親魚を活用した商品開発と利用促進にも取り組む。

 18年度のヒメマス遊漁漁獲量は前年比2・8倍の15万5450匹と大幅に増えた。10万匹超えは14年度以来4年ぶり。漁業漁獲量も3・1倍の2万9679匹だった。

 養殖に用いた採卵用親魚は5・4倍の9646匹を確保。近年続いていた年級群(年齢)別の魚体数のばらつきについて事務局は「ほぼ解消されたとみられる」との見解だ。13、14年度に放流した稚魚の生存率が高く、その後の世代が餌不足で減少傾向にあったという。

 千歳市支笏湖市民センターで開いた総会には委任状や書面出席を含む組合員23人が出席。福士組合長はあいさつで今年の漁解禁初日の見立てを豊漁とし、「7、8月も順調に推移すると願っている」と述べた。

広大な湖スイスイ 稚魚18万5000匹放流

 支笏湖漁業協同組合は10~12日、稚魚の放流作業を支笏湖で行った。今年も3日間で例年通りの約18万5000匹が放たれ、ふ化場から広大で深い湖の水中に旅立った。

 同漁協が昨秋から採卵、人工授精を経てふ化させた稚魚。放流年を見分けるひれ切り作業も5月に済ませ、体長5~6センチに育った。

 放流は従来5月だったが、餌を増加させる水温上昇を待つため、近年は6月に行うのが主流になった。

 ふ化場の沖合1キロほどにボートを止めて漁協職員が稚魚を水槽からバケツで水ごとすくい、最深部の水深360メートル超の湖に注いだ。

 一群は湖の底へ向かった。ふ化場の山田貴志場長(43)は「水面下約60メートルで泳ぐ稚魚が見られたとことがある」と言い、「大きく成長してほしい」と願いを込める。

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