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千歳・恵庭

おむすびで土地、食材、人をつなぎたい 恵庭拠点に移動販売、生産者の思い伝えたい

2019/5/22配信

 千歳、恵庭の商業施設などで「おむすび」の移動販売が人目を引くようになった。ワゴン車をキッチンカーに仕立てた「おむすびすみす」で、恵庭市和光町の髙橋寿美子さん(46)の事業。昨年12月から本格的に展開し、生産者と消費者、食材、土地を結ぼうと奔走中だ。「最終目標は海外。おむすびで食文化を広めたい」と意気込んでいる。

 髙橋さんは札幌出身。2005年から10年ほど神戸に在住し、朝食文化が充実する地域性に感化されて「モーニングはパンが多い。おむすびでやったらどうだろう」と考えた。西日本を中心に各地の食文化を体感し「自分で行ける場所は限られる。いろんな場所の食材をおむすびにすれば、土地と人と結ぶことができる」と考えた。

 起業の夢を抱きながら札幌の米穀店で働き、17年に恵庭に移住。当初は店舗を構えることも考えたが、「どこでも気軽に行ける」と移動販売することに決め、キャンピングカー仕様の配達用ワゴン車を購入した。「おばあちゃんがガス釜で炊いてくれたご飯」が忘れられず、車内でガス炊飯できるよう整備。外観もかわいらしくペイントし、「旅するおむすびワゴン」と名付けた。

 昨年11月から移動販売を始め、同12月に恵庭市内のフレスポ恵み野への出店で「グランドオープン」。具材は常時20種類以上を用意。梅干し(税込み170円)、紅鮭(同190円)などの定番から、厚真町の塩漬けハスカップ(同220円)、福井の魚ぬか漬け「へしこ」(同250円)、島根の山椒ジャコのり(同200円)など、髙橋さんが各地で味わっておいしいと思った食材を用意。お米は恵庭市の島田農園の「ななつぼし」を使っている。

 髙橋さんは「おむすびを通しておいしいものを普通に楽しんでほしい」との思いから、あえて「こだわる」という言葉を使わない。「こだわっているのは生産者の皆さん。そのこだわりを消費者につなげたい」と力を込める。現在は週4~5日ペースで千歳市のちとせモールや千歳タウンプラザ、恵庭市のフードDをはじめ、陸上自衛隊の北恵庭、南恵庭駐屯地などに出店している。

 そんな髙橋さんの目標は「海外進出」で、「すみす」と名付けたのも「海外では一般的な名前なので呼びやすい」との理由から。「おむすびはアレルギーの人でも、宗教上の理由があっても、具材を選べば食べることができる。外国の人にもおむすびを食べてもらいたい」と夢を膨らませ「自分も福井の『へしこ』など目からうろこだった。たくさんの土地と食べ物、人を『おむすび』で結びたい」と力を込める。

 出店情報はインターネット交流サイトのフェイスブック、ツイッター、インスタグラムで確認を。検索は「おむすびすみす」

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