ギネス認定の世界一大きいトマトの木が、昨年収穫量2万個達成-恵庭
2019/4/24配信
恵庭市牧場のテーマパーク「えこりん村」は世界一大きなトマトの木としてギネス認定されている「とまとの森」の今季公開をスタートした。トマトの生育に役立てようと、クラシック音楽が流れるハウスの中で、小ぶりの黄色い花や色鮮やかなトマトを楽しめる。
トマトの種1粒を水耕栽培して2万個の実なりを目標とする「とまとの森」。同村がオープンした2006年から欠かさず取り組み、今年で14年目を迎える。昨年に過去最高となる2万486個のトマトを収穫。6月から7月下旬にかけて50日間連続の低温、低日照などの影響で、小ぶりではあったものの夢の2万個を初めて達成した。
「14代目」となる今年の株の公開は20日、始まった。昨年11月25日に種まきを行った。20日時点で、トマトは876個なっており、このうち真っ赤な実は166個。担当の髙橋克拓さんは「今年も2万個達成と収穫重量の更新が目標」と意気込む。トマトの枝葉面積は、10日置きに50センチずつ伸びるといい「地元の方には、期間中に何度か訪れて成長を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
恵庭市内で採択されている小学校理科の教科書内「発芽と成長」の単元でも扱われている。収穫したトマトは加工され、施設内で販売するトマトソフトクリーム(税込み350円)やジャム(同840円)、ケチャップ(同1480円)などで楽しむことができる。千歳市内の保育園児は「トマトの葉っぱってこんなに(たくさん)あるんだ」と驚いていた。
公開は午前10時~午後5時(4月~9月16日)、9月17日以降は午前10時~午後4時(10月14日まで)。入場無料。
問い合わせはえこりん村 電話0123(34)7800。