4

24(水)

胆振の
明日の天気

雨後曇り

14 / 8

千歳・恵庭

バス利用増へ新事業 千歳の市民団体、市と協働

2019/4/13配信

 千歳市内の路線バス利用を活性化しようと、市民団体が2019年度から新たな取り組みを始める。「みんなで守ろう路線バス事業」と題し、市との協働事業として学生向けの時刻表を作成するほか、路線や乗り方を知ってもらうイベントを催す計画だ。公共交通の在り方が各地で課題となる中、利用者の観点を基に行動し、地域の足の維持を目指す。

 主催するのは市民団体「プロジェクトC―千歳の近未来を考える会」。18年4月の設立から19年度の市提案型市民協働事業として選考を受け、予算約150万円が決定した。

 団体は榊原達也会長以下5人のメンバーで構成し、名称のCは千歳の頭文字から取った。榊原会長と廣島潤子事務局長は行政や交通事業者などでつくる千歳市地域公共交通活性化協議会で14年の発足当初から公募委員を務めてきた。

 予定する事業の内容は▽高校生向け時刻表の作成▽11月の「青少年のための科学の祭典」への出展▽バスで行ける店を集める物販催事「バス停市」の開催。同団体が準備や運営を担い、市はバス会社との調整などを行う。

 高校生向け時刻表は千歳高、千歳北陽高それぞれに対応し、生徒手帳に入るサイズとする方針。仮想キャラクター「初音ミク」を手掛けたイラストレーターのKEI(ケイ)さんが掲載キャラクターをデザインする。第1弾を今年12月の冬ダイヤ改正前に生徒へ配る。

 1月に予定する「バス停市」は千歳タウンプラザ1階を会場に、路線バスの停留所から徒歩圏内の商店をブース形式で集める。訪れた人に必要な路線だけの個人時刻表を作るコーナーも設ける。

 市内バス路線が16年10月に再編され、利用者は再編前(14年10月)の1日当たり4561人から18年6月時点で24%増の同5649人まで伸びた。榊原会長は「ここからが路線維持の正念場」と市民側から利用を促進する活動を立案。「千歳は路線バス維持へまだ間に合う。市民がどれだけ乗って協力できるかで10年後のまちが変わる」と意気込みを語る。

 市もイベント運営や柔軟な発想など民間の力に期待を寄せる。企画部の交通政策担当者は「生活に密着する路線バスの利用促進に行政だけでは限界がある。団体と力を合わせ、路線維持に取り組む」と話している。

 北海道運輸局交通企画課によると、自治体との協働による住民主体の路線バス維持の取り組みは函館市や紋別市で行われているという。

週間ランキング

集計期間 04/17〜04/24

お知らせ

受付

苫小牧民報社から