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千歳・恵庭

お助けネット・中谷さん、子どもとメディアの関係語る-恵庭市教委が女性人材育成セミナー

2019/3/16配信

 恵庭市教育委員会はこのほど、女性人材育成セミナーを市民会館で開いた。育児支援活動を行うNPO法人お助けネット(白老町)の代表を務める中谷通恵さんが「子どもとメディアの良い関係―大人のできること・すべきこと」と題して講演した。

 地域でさまざまな活動に携わる女性がより活動を充実できるよう、道内で活躍する女性を講師に招き、学びの機会として毎年開いている研修会。

 中谷さんは白老町在住で、育児サークルから活動の場を広げ、2004年に同NPOを立ち上げた。07年から白老町つどいの広場、ファミリーサポートセンターを受託し、子育てふれあいセンターの管理運営を行っているほか、09年からは訪問型家庭教育支援事業も行っている。

 スマートフォンの所持は年々、低年齢化し、文部科学省も小中学校への持ち込み解禁を検討するなど、社会的認知が進む一方、ネットいじめやネット依存、子どもが犯罪に巻き込まれるリスクなど、さまざまな問題が指摘されている。

 講演で中谷さんは、子どもの成長に応じた心の発達について説明。乳幼児期や小学校低学年、高学年、中学生と、発達の段階に応じて必要な社会や大人との関わり方を伝え、「スマートフォンやインターネットに費やす時間が、心の発達に大切なコミュニケーションを奪ってしまう」と強調した。

 また、子どもがスマートフォンやゲーム、インターネットに費やす時間と学力の関係、次々に新しいサービスが生まれるSNS(インターネット交流サイト)に見られるさまざまなリスクについても解説した。

 中谷さんは「ただ禁止するのではなく、保護者同士や地域全体できちんとルールを決めたり、子どもにネット以外で楽しく遊べる環境を整備したり、社会全体で電子メディアとの付き合い方を考えていく必要がある」と問題提起した。

 市内から参加した読み聞かせボランティアの大塚厚子さん(52)は「中学1年生の息子がスマホを欲しがっていて、周りに持っている子も多く悩んでいたが、やはり良くない影響が大きいと改めて思い、まだ持たせないことを決心した」と語り、子どもと電子メディアの関係に悩む保護者の複雑な心境をのぞかせていた。

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