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千歳・恵庭

千歳の絵本作家・千葉さん デビュー作を市内10児童館に寄贈

2019/3/16配信

 千歳市富士の千葉千恵子さん(71)が絵本作家としてデビューした。初出版の絵本「オトシブミ」(文芸社・税込み1188円)が発売された15日、市内の児童館10カ所に著書を寄贈した。親が子を思う気持ちを描いた物語で「お父さんやお母さんたちにも読んでもらえたら」と期待している。

 千葉さんは、元民生委員児童委員で、現在も信濃小や北斗中でボランティア活動を行っている。絵本は、自身が遺跡発掘の作業員をしていた当時に市内で出合ったゾウムシ科の昆虫「オトシブミ」の生態に「感銘を受けた」という実体験を基にした。オトシブミは、葉に卵を産むと、その葉を丸めて幼虫の揺り籠にする。

 千葉さんは「まるで人の手による巻物のよう。隙間ない状態で卵が母の優しさに包まれていた」と振り返る。本作は、栗の木の葉に卵を産んだオトシブミの赤ちゃんの成長を描いた物語になっている。

 作品を紙芝居として出版社の文芸社=東京都=が主催するコンテストに応募したのがきっかけで、作家デビューが決まった。

 マラソン愛好者でもある千葉さんは、地域の小学生からプレゼントされた手作りのメダルをお守り代わりに、フルマラソンを完走した経験がある。子供たちの優しさから大人が教わることも多い―と感謝の思いを込めて4月に春日町に開館する「あんじゅ児童館」を含め、市内の児童館計10カ所に各1冊の寄贈を決めた。今後、市内小学校にも寄贈を考えている。

 この日は、各館を代表し、しなの児童館=富士=で寄贈式が行われた。千葉さんは、絵本の読み聞かせをした後、子供たちに「みんなのお兄さんやお姉さんから勇気をいっぱいもらって、絵本作りにつながった。皆さんも可能性はいっぱいある」と呼び掛けた。

 児童代表で絵本を受け取った信濃小5年の下田知慧(ちえ)さんは「虫の育ち方も分かったし、絵もすごくきれいで面白かった」と喜んでいた。

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