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胆振東部地震被災者に元気な演奏を 陸自第7音楽隊定期演奏会開催-北広島

2019/3/11配信

 陸上自衛隊第7師団指揮下の第7音楽隊(東千歳、鍋澤勇雄隊長)は9日、第43回定期演奏会を北広島市芸術文化ホールで開いた。昼と夜の2回に分けて開き、市内外から約950人が入場。胆振東部地震の被災者も招待し、明るい未来を感じさせる楽曲を演奏した。

 第7音楽隊は石狩南部、胆振、日高など7師団管内を中心に演奏活動している。北広島では5年ぶりの定演で、昼は招待客向け、夜は一般客向けに同じ内容で演奏。昨年9月の胆振東部地震で被災した厚真、安平、むかわ3町から、中高生を中心に約60人も招いた。

 定演は2部構成。第1部は7師団の車両行進曲「翔ける風」などを力強く演奏し、スクリーンで7師団の訓練や被災地支援などの活動を紹介。第2部はKiroro(キロロ)の「未来へ」や映画「千と千尋の神隠し」の「いのちの名前」、「川の流れのように」、「前前前世」など誰もが耳にしたことのある楽曲を次々と披露した。

 また、北広島での開催を意識した趣向も用意。北広島のピアニスト矢崎有佳さんをゲストに招き、ピアノソロも交えた構成を随所に。プロ野球・北海道日本ハムファイターズのボールパーク構想をスライドで紹介し、アンコールでは日ハム応援歌も演奏した。

 平成最後の定演を意識し、平成を代表する楽曲で時代を振り返り、未来に向かうメッセージを込めた構成に訪れた人も満足した様子。厚真町民吹奏楽団の山野下明音さん(16)は「自衛隊の音楽はかっこよくて感動した。一つ一つの音がすてきだった」と話し、「自分もまちの皆さんが楽しんでもらえるような演奏をしたい」と気持ちを新たにしていた。

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