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1日に56トンごみ処理、住民ら建設現場を見学 恵庭市焼却施設等周辺地域連絡会

2019/2/19配信

 恵庭市焼却施設等周辺地域連絡会議が18日開かれ、中島松、漁太、林田、春日、北栄など周辺地域の町内会役員らが焼却施設の建設現場を見学した。まだ建屋は建築中だが、すでに焼却炉や廃熱ボイラーなどの設備が配置されており、市生活環境部環境政策室の職員が各部の機能や仕様について説明した。

 市が中島松に建設中の新しいごみ焼却施設は2017年9月に着工し、現在も外装工事や機器設置工事が行われている。鉄骨造り地上4階、地下1階建てで延べ床面積は4330平方メートル。焼却炉を2基備え、合わせて1日に56トンのごみを処理できる。工事費は49億5720万円。工事は8月ごろにほぼ完了し、9月ごろから試運転を開始する予定。

 見学者たちは事前に施設全体の構造についてレクチャーを受けてから現場に入り、施設内の各部を回って担当者に詳しい説明を聞いた。収集車がごみを搬入するプラットホーム部はまだ外構ができておらず、扉が設置される前のむき出しの投入口が2カ所、大きく口を開けていた。

 2階には見学者用の通路が設けられる予定で、ごみを貯留するピットを上から見下ろすことができる。未完成ながら、窓が未設置の開口部から内部の広さがうかがえた。

 焼却炉や廃熱ボイラー、高さ40メートルの煙突、排気を冷却水で冷やしダイオキシン類の発生を抑える減温塔、灰を集めてろ過する集じん器などの設備がすでに設置されており、市職員が安全性や環境への負荷軽減などを考えた設計を強調した。

 見学を終えた参加者らはバスで島松公民館に移動し、市職員から引き続き施設の環境保全対策などについて説明を受けた。

 同施設の排気ガスの管理基準は国が定める規制値より厳しい水準で、一定値に達すると運転を停止する体制とする。稼働後も周辺地域の環境への影響を確認するため、ダイオキシン類の濃度を定期的に継続して計測し、分析結果を公表する。

 災害や事故などへの対応については、施設内に揺れを感知する機器があり、震度5程度の地震があると燃焼装置などが停止する。停電時にはバッテリー式の無停電電源装置に切り替わり、運転状況の監視を継続。安全に停止作業が行える。

 北越俊二副市長は「順調に工事が進み、夏ごろに試運転、来春には本格稼働となる。稼働後も運転状況や周囲の環境について定期報告しながら運営していく」と周辺地域住民の理解を呼び掛けた。

 春日町内会の堀沢和博会長は「17年から毎年、会議で詳細に報告を受けながら工事が進んできた。町内会の会合にも担当市職員が来て何度も説明を聞いており、理解が深まっている。稼働した後も情報交換を密に行っていきたい」と話していた。

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