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千歳・恵庭

アレルギー対策「なかよし給食」 千歳市の取り組み、厚労省講習会で事例発表へ

2019/2/5配信

 千歳市内の認定こども園や保育園などでは、アレルギー原因食品を極力使わない献立で同じ給食を食べる取り組みの「なかよし給食」を導入している。千歳市は8日、東京都内で開かれる「保育所等におけるアレルギー疾患講習会」(厚生労働省など主催)で事例を紹介し、参加者には、菓子とパンのもりもと(森本真司社長)の卵や乳を使わない「なかよしパン」を試食用に配布する。

 同講習会は、全国の保育所職員や地方公共団体職員らを対象とし、アレルギーに関する正しい知識の普及やアレルギーを持つ子供への対応の充実を図る目的で毎年開催されている。市は2013年度から事例発表を続けており、17年からは市の認定こども園元園長で現在、こども福祉部保育支援員が担当している。

 千歳市では、アレルギー原因食品を極力使わない給食を13年から導入。調理や配膳ミス、隣の子供の給食を食べる誤食リスクを低減させてきた。以前の給食では子供同士の差別につながらないように、普通食もアレルギー対応食の見た目を同じにしていたため、調理員が除去を失念すると、保育士も気付けない状況にあった。2013年には2カ月連続で誤食が発生した教訓から配膳方法を変えるなどで改善に取り組んだ。

 18年4月現在で、なかよし給食導入施設の園児1454人中93人が何らかのアレルギーを持つ。そのうち、卵アレルギーが59%、乳や乳製品アレルギーが24%と大半を占める。

 もりもとでは、以前から卵、乳を使わないパンを小中学生の給食に提供。市から依頼を受け、その原料を未就学児用の分量にしたパンの製造を13年に始めた。

 市と食を通じた地域の子育て支援などに協力する協定も締結。同社が「地域の子供たちに当社のパンを届けたいという思い」(担当者)から個別の施設への配達にも取り組んでいる。同講習会で毎年講演している昭和大学病院の医師、今井孝成さんは昨年11月に千歳市内で行った講話前に森本社長と懇談。「卵などを使用しているパンと同様のおいしさ」と高い評価を伝えた。

 2月の事例発表では「そばやナッツ類など症状が重篤化しやすいものを使用しない献立の工夫など千歳が行っている安全対策について話してきたい」と語っている。

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